話は、2003年4月までさかのぼる。筆者はその日、福岡に本社をもつ(株)デジオンの東京オフィスに呼ばれて、あるデモを見せて頂いた。 デジオンは、PCの世界で古くはオーディオ系ソフトハウスで知られている会社だ。同社の「DigiOnSound」は、「SoundForge」などと並んで、オーディオデータ編集ソフトとして人気のあるソフトだ。DVD系では、あの「Drag'n Drop CD+DVD」の開発元としてご存じの方もいらっしゃるだろう。 そんなデジオンで、ホームネットワーク系のミドルウェアを作っているという。しかしその当時、「PCで動くサーバとクライアントを使って、映像や音楽、写真といったコンテンツをPC間で共有できる」ということは実際にデモンストレーションしていただいて理解できたのだが、これがミニコンポに載ります、とか、DVDレコーダーに載ります、と説明されても、実際にどのように動作するの