10年4月に相互会社から株式会社になり、株式を上場する第一生命保険の株主数が、NTTを抜いて国内最多になることが決まった。19日発表した株式の割り当て状況によると、1株以上を割り当てられる契約者は306万人で、全体の37%。これだけでNTTの103万人を超える。 3月31日時点の契約者が株主の候補になり、保険料の支払いを通じて会社の資産形成にどれだけ貢献したかを示す「寄与分」に応じて割り当てを決めた。1株未満の割り当てを受ける契約者432万人は現金を受け取れる。全契約者821万人のうち、残る83万人には割り当てがない。