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ブックマーク / clementiae.hatenablog.com (3)

  • レイ・ブラッドベリ『刺青の男』 - 忘れないために書きます

    2013年に刊行された、新装版の『刺青の男』を知人からプレゼントされたので読んでいる。 全部読んだので、これで完成。 ・「プロローグ 刺青の男」 枠物語である。この短編集の収録作は、この「刺青の男」の全身に刻まれた動く刺青という設定。 ・「草原」 空飛ぶ車も、宇宙開発が盛んな未来も実現しなかったけど、作に出てくる「ハッピーライフ・ホーム」はスマートハウスという名前で現代に成立している。つまり、ブラッドベリの文明批判ものとしては珍しく、というか偶然にもガジェットが古びていないのである。そのガジェットである、住む人の世話をしてくれる「ハッピーライフ・ホーム」は当然のことながら子供たちの世話もするので、これまた当然のことながら親のお株が奪われてしまうという話になる。とあるグロテスクな結末を迎えるが、人の世話ができる家ごときにどうしてそんな超常的なことができるのかの説明がなく、やっぱりそこはブラ

    レイ・ブラッドベリ『刺青の男』 - 忘れないために書きます
    akihiko810
    akihiko810 2016/02/19
    短編集
  • ジョージ・ミラー『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015) - 忘れないために書きます

    マッドマックス 怒りのデス・ロード(字幕版) 発売日: 2015/09/01メディア: Prime Videoこの商品を含むブログ (13件) を見る 劇場以来2回目の鑑賞。脚の恐るべき頭の良さと破天荒なデザインに頭が下がる。 アクションとドラマを同時進行させるために、その両者が有機的に接続されている。とても練られた脚だと思うし、作者の意図に沿って作を読んでみたい、という誘惑に駆られる作品である。 この映画のアクションにおける主題は、間違いなくラストの輸血シーンに代表されるような、人と人とを繋ぐ一の紐のイメージである。それを繋げたり、切断したりすることでドラマが語られていく。そして恐らくはそこに、母親と胎児を繋ぐへその緒と大地に根を張る植物のイメージが挿入されている(やや言語的な連想だが)。 以下では、この中心的な主題に注目し、作品全体を物語の流れに沿って描出していきたいと思う。

    ジョージ・ミラー『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015) - 忘れないために書きます
    akihiko810
    akihiko810 2016/02/19
    #マッドマックス
  • 京大SF研に入ってすぐオススメされた10冊(5月16日に三回目の追記) - 忘れないために書きます

    そろそろ全国のSF研に新入生が入るころだろうし、思い出話として語ってもいいかなと思ってこのエントリを書いた。 そもそものはじまりとして、高校3年の春休みにスタージョンの「海を失った男」を読んでSFの凄さに感銘を受け、そこからSF棚に平積みされていた伊藤計劃、円城塔、飛浩隆といった面々を消化し、いつの間にやらSF研のドアを叩いていたという、そういう人間である。 なお、見事に青背ばかりが並ぶわけだが、実は20世紀SFをオススメされたり、SFマガジン2000年2月号をオススメされたりすることも当然あった、と書いておく。ただ、残念なことに、アンソロはSF入門に極めて便利な一方で、僕自身がオススメされた時の記憶があまり残っていないので今回は避けることにした。 ※追記 これだけは書いておかなければ誤解を生むと思いましたので書きます。今の京大SF研と違って教養主義的である、というコメントがありましたが、

    京大SF研に入ってすぐオススメされた10冊(5月16日に三回目の追記) - 忘れないために書きます
    akihiko810
    akihiko810 2014/05/15
    「アオイホノオ」で「バカな先輩たちは認めないが、宇宙戦艦ヤマトは本格SFだ!」と庵野たちが力説して、SFアニメ大会(ダイコンフィルムだっけ)作り出したの思い出した
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