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ブックマーク / shosetsu-maru.com (5)

  • ニホンゴ「再定義」 第3回「ガンダム」 | 小説丸

    当連載は、日在住15年の〝職業はドイツ人〟ことマライ・メントラインさんが、日常のなかで気になる言葉を収集する新感覚日語エッセイです。 名詞「ガンダム」 そう、ガンダムは「日語」だ。しかも単なる固有名詞ではない。おおまかにいえば1990年以降に成人化した日人の「大きな原体験」のひとつであり、絶大な知名度を誇り、私が直接接した日人(文化的サンプルとしてそこにいくぶん偏りがあるのは間違いないが)では、悪く言う人を見たことがない。 そんなこともあって「ガンダム」という単語自体は、ドイツを含む諸外国でもそこそこ認識されている。かのデザイン巨匠シド・ミードが∀ガンダムをデザインしたとかあるし、お台場の実物大ガンダムは「トーキョー観光」の名所として有名だし。 だがそのコンテンツとしての文化的価値と意味を、的確かつ端的に外国人に伝えるのは、実はなかなか難しい。単語の知名度とは裏腹に「ガンダム 海

    ニホンゴ「再定義」 第3回「ガンダム」 | 小説丸
  • 小学館の小説ポータルサイト 小説丸

    週末です。サイバー攻撃(?)まったく他人事とは思えませんね。被害に遭われた版元に心からエールを! 先月、山周五郎賞など3つの文学賞を受賞、さらに先ごろ直木賞ノミネートも発表された『地雷グリコ』刊行時の、青崎有吾さんへのインタビューをどうぞ▼(乗組員おー)

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  • 李 龍徳さん『あなたが私を竹槍で突き殺す前に』 | 小説丸

    大阪を舞台にした異形の恋愛小説『死にたくなったら電話して』で、李龍徳は第五一回文藝賞を受賞し純文学のフィールドで活躍してきた。 第四作となる『あなたが私を竹槍で突き殺す前に』は、人間の悪意を突き詰める作家性はそのまま、エンターテインメントの回路を全開にした全三八四ページの自己最長長編小説だ。 物語は、衝撃的な一文から始まる。 〈排外主義者たちの夢は叶った〉 その世界では特別永住者制度は廃止され、外国人への生活保護が違法となり、現実では二〇一六年に公布・施行されたヘイトスピーチ解消法も廃止となった。日初の女性総理大臣は「極右」であり、在日コリアンを攻撃対象に特化し、「嫌韓」によって大衆の愛国心を焚きつけた。ヘイトクライムによって殺人事件が引き起こされたにもかかわらず、大衆は「愛国無罪」の論調を支持し被害者を糾弾する──。『あなたが私を竹槍で突き殺す前に』は、パラレルワールドの近未来日が舞

    李 龍徳さん『あなたが私を竹槍で突き殺す前に』 | 小説丸
  • 特別インタビュー 武田綾乃 「響け!ユーフォニアム」を語る | 小説丸

    目標は、全国コンクールでの金賞! 吹奏楽に青春を掛ける高校生たちの成長を描いた青春小説「響け!ユーフォニアム」シリーズが完結しました。TVアニメ・劇場版アニメも大ヒット。累計159万部を突破したシリーズは、なぜ吹奏楽に馴染みのない読者をも虜にしたのでしょうか? 6年の歳月をかけてこの物語に向き合ってこられた著者の武田綾乃さんに、その想いを聞きました。(2019年7月5日・都内某所にて) 「ユーフォニアムはこんな楽器」と胸張って伝えたい 小説丸 『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編』の刊行で、シリーズがついに完結しましたね。いま、どんなお気持ちですか? 武田 最終楽章の終盤はもう締切がギリギリだったので、ひたすらに慌ただしい感じだったのですが、最後のページを書き上げた直後は、やっぱり寂しさがこみ上げてきましたね。疲れがドッと来たのはその後でした。 小説丸 6年、で

    特別インタビュー 武田綾乃 「響け!ユーフォニアム」を語る | 小説丸
  • 吉田修一さん『続 横道世之介』 | 小説丸

    一九八七年を舞台に、大学進学で上京した青年の一年間を描いた吉田修一さんの青春小説『横道世之介』。お気楽な性格の世之介の行動に笑いながらも、途中で明かされる事実に涙した読者も多かったのではないか。まさかその続篇『続 横道世之介』が世に出るとは。そのきっかけは、何だったのか。そして描かれる内容とは。 きっかけは文芸誌からの依頼 「もともと続篇を書くつもりはなかったんです。『横道世之介』は映画にもなりましたし、もう自分の手を離れていろんな人に愛されているイメージでした。だから今回、遠くに行っていた人と久々に会えたという感覚がありますね」 と、吉田修一さん。あの青春文学の名作の続篇、『続 横道世之介』が書かれるきっかけは意外なところにあった。 「文芸誌『小説BOC』が創刊する前、連載小説を依頼されたんです。内容を決めずに引き受けた後で、人からあの文芸誌は八作家九名の執筆者が競作する『螺旋』という企

    吉田修一さん『続 横道世之介』 | 小説丸
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