更新が久々すぎてパスワード忘れました! 今やっているグッゲンハイム美術館のヒルマ・アフ・クリント展の感想を書こうと思います。 4月までやっているので興味があるひとはぜひ見に行ってみてください https://www.guggenheim.org/exhibition/hilma-af-klint ヒルマ・アフ・クリントは1862年から1944年に生きたスェーデンの女性画家です。あまり聞いたことのない画家かもしれないが、近年、男性アーティスト中心の美術史のなかで、埋もれてしまった女性アーティストの一人として、再評価されてきているのです。 特に今回の展示では、クリントがいかに時代を先取りした抽象表現の先陣者であったかを伝えたいようでした。抽象表現主義の創始者といわれあの!カンディンスキーよりも早く抽象画を描いていたというのです。彼女は神秘主義者で、彼女の絵画はその思想に基づくスピリチュアルな世
これは以前に書いたものを少し修正してアップしたものです。 旧聞にぞくするが、第55回ベネチア・ビエンナーレで、田中功起が企画制作に参加した日本館が受賞した。これをうけて、小松崎拓男が、「Tokyo Pop」の時代が終わって、田中功起の「ライト・コンセプチャル・アート」の時代が始まったとツィートした。ところが、「Tokyo Pop」も「ライト・コンセプチャル・アート」も、命名者は小松崎拓男自身ということもあって、現代美術としては珍しく炎上した。 しかし、論争は失敗に終わった。理由は明らかだ。対立点であるはずの、「コンセプチャル・アート」と「ポップ・アート」の両者の違いが明確ではないからだ。もちろん、現代美術を代表する二つのアートだから、コアな部分では、美術評論家の意見は一致するのだろうが、美や空間といった基準を解体した現代美術は、議論するにも、そのよって立つ論拠がなくなってしまったのだ。 し
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