半導体メーカーにエンジニアとして務める一方、“エンジニアライター”として技術者に向けた情報発信を続けている蔵本貴文さん。 蔵本さんのこれまでのエンジニア人生はけして平坦なものではなく、業界の浮き沈みからリストラの危機に瀕するなど、さまざまな苦難を乗り越えてきました。 そんな蔵本さんが、エンジニアとして長く活躍するための条件を語ります。 ・生き残るエンジニアには、「してはいけないこと」がある・(1)一つの技術にかけてはいけない・(2)人の言うことを100%信用してはいけない・(3)理想のキャリアを追い求めすぎてはいけない 生き残るエンジニアには、「してはいけないこと」がある 「就職する業界を間違えたな」ある親戚に言われた一言です。 2000年前後の就職氷河期に誰もが知る大手電気メーカーに就職して、半導体エンジニアとしてのキャリアをスタートしました。当時、自分は勝ち組だと疑いもしませんでしたが