千葉県茂原市の図書館では、先週の台風26号で1万冊以上の本が水につかり、いまだに臨時休館するなど影響が続いています。 茂原市を流れる一宮川は16日、台風26号の大雨で氾濫し、周辺の約1000棟の建物で浸水するなどの被害が出ました。1階部分で高さ30センチほどが水につかった市立図書館では、本棚や倉庫にあった約1万2000冊の蔵書や貸し出しなどを管理する機器が壊れたため、臨時休館が続いています。20日も、朝から職員7人がCDを廃棄するなど対応に追われました。 茂原市立図書館・池座一雄館長:「(これだけの被害は)初めてですね。想定はちょっとできなかったですね」 水につかった蔵書は、最終的にはすべて廃棄する予定で、図書館を再開するめどは立っていません。