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2015年2月15日のブックマーク (3件)

  • ( ・3・) クラシック好きの上司がジャズを聴きたいと言いだして・続

    (承前) http://anond.hatelabo.jp/20150214223556 9. スティーヴ・レイシー(ソプラノ・サックス)Steve Lacy (1934-2004) ――スティーヴ・レイシーは独立独歩のソプラノ・サックス奏者です。サックスといえばアルトかテナーだった50年代からソプラノを吹いていました。 Evidence (1961) http://youtu.be/X9SBzQw2IJY?t=5m42s ( ・3・) 面白いテーマの曲だな。真面目な顔で冗談を言っているような。 ――セロニアス・モンクが書いた曲です。レイシーはモンクの曲をたくさん演奏しています。一方、ハリウッドやブロードウェイの曲はとりあげない。レパートリーに関しては人文系の古屋の主人みたいなところがあります。 ( ・3・) みすず書房とか白水社とか、そういうばかり並んでいるわけだ。 ――白水社といえ

    ( ・3・) クラシック好きの上司がジャズを聴きたいと言いだして・続
  • 「真空管はいいことない」―それでも「Nutube」が出た理由 (1/4)

    21世紀になって、まさかの新型真空管「Nutube」が登場した。1960年代のニュービスタ管を最後に途絶えていた新しい真空管を開発したのは、楽器メーカーのコルグだった。 コルグはNutubeを開発するにあたり、世界で初めてVFD(蛍光表示管)を開発したノリタケ伊勢電子の技術に着目した。そして、この両社が共同開発した素子は、外観も製造工程もこれまでの真空管とはまったく異なるものになっている。 LSIのようなモダンな見た目から想像できる通り、Nutubeは従来の真空管の2%以下の電力で動き、小型で発熱量も少なく、基板上に直接マウントできるという特徴を持つ。現代的な電子回路に組み込むのも、従来の真空管に比べれば容易なはずだ。 しかしながら、1960年代にトランジスタが普及して以降、真空管はとうの昔にロストテクノロジーの仲間入りを果たしている。いまでは趣味やノスタルジーの対象というのが、真空管に対

    「真空管はいいことない」―それでも「Nutube」が出た理由 (1/4)
  • ( ・3・) クラシック好きの上司がジャズを聴きたいと言いだして

    はじめにわたしの職場に、自他ともに認めるクラシック・マニアがいる。近・現代の作曲家は一通り聴いているというが、中でもお気に入りはスクリャービンで、携帯の着信音とアラームには「神秘和音」が設定してあるくらいだ。 その彼が、最近、急にジャズに興味を持つようになった。なんでも娘さんが部活でサックスを始めたのがきっかけらしい。彼の机には娘さんの小さいころの写真が立てかけてあるが、父親と血がつながっているとは思えないかわいらしさだ。パパだってジャズくらい分かるんだぞ、ということにしたいのかもしれない。 彼はわたしがジャズ・ギターを弾くことを知っている。音楽に関して(だけ)は寛容なので、各種イヴェントの際には有給を消化しても嫌な顔ひとつしない。 ある昼休みの会話「ちょっと私用なんだが」と彼は言った。「こんどの休みは空いてるか? お前の好きなジャズのCDを10枚くらい持ってきてくれ。うちのオーディオで聴

    ( ・3・) クラシック好きの上司がジャズを聴きたいと言いだして