今週も、うでパスタが書く。 今年も七夕は、特にどうということもない日だった。 だいいち昨今の七月はまだしつこい梅雨のさなかであって、天の川だかミルキーウェイだかもまったく見えようはずがないのだから子どもにだってよく分からない話だ。サンタクロースなら願いは叶えてくれるのに、これはいったい何なの?といったところで、神社とならんで使えない願掛けと成り果てるのもやんぬるかな、私の提案はいつもの通り「もうやめてしまえ、こんなこと」だ。 だいたい「織り姫と彦星が一年に一度会える」と言ったって、別に動きゃしないのに「会える」と言われても無理筋だと多くのひとが感じてきたことと思う。他に楽しいこともたくさんある現代に、こんなに地味なイベントを護持する理由はない。 近所のスーパーマーケットは門をくぐったところへさほど派手さもない樹脂製の笹が据えられており、そこへ短冊をさげれば後日いずこへか奉納してくれるとの案