今回は、うでパスタが書く。 戦争が始まって一年になるということがあちこちで言われていたようだが、そろそろ「いつ終わる」とか「どのように終わる」とか、あるいは「どちらが勝つ」とかいうことが聞かれなくなっており、要するにみんな飽きたか疲れたという(つまりbe tired ofである)ことがよく分かる月末だ。 日本ではあいかわらず「ロシアはとんでもない国で、ロシア人はみな人でなしだ」というような言説が飛び交っているが、ひとはつまり絶対に反撃されないと分かっているとどんなことでも言ってしまう。普段はしたり顔でそんな性質をあげつらっているひとも、気が付けばおなじことをしているのだ。正義は貧乏人の娯楽だなどと斜に構えていたかと思うと途端に声高に正義を叫びはじめる様には狂気以外のなにものも見出すことができない。 「ウクライナのひとびとの思いがある限り、我々はそれを支援する義務がある」と格好のいいことを言