「神社ガール」って言葉までできたほど、神社が女子に人気になっている。縁結びで有名な出雲大社など、ご利益を求めた女子でいつでもごった返しているほど。そんな「神社ガール」にもっと神社を楽しんでもらいたくて作ったのがこの本。 そもそものきっかけは2年前に一緒に伊勢神宮125社をまわる本をつくったこと。昔は「伊勢神宮より伊勢丹が好き」だったという松尾さんの初イラストエッセイが何の因果か神社本。そのあと、今度は出雲の神社めぐりの本を出版。伊勢と出雲という日本の二大聖地の本を出したおかげで、松尾さんは図らずも「神社ソムリエ」のような存在に。そして、そんな神社ソムリエが伊勢、出雲と神社めぐりの本を出して、次のテーマに選んだのが「古事記とその神様」だった。 神社をまわるうちに、そこに祀られている神様に興味をもち、神様が描かれている『古事記』を読んでそのぶっとんだ世界観にシンパシーを感じ、これを伝えたいと思