チコは僕が生まれる前からおばあちゃんの家で大事に育てられ、僕がものごころついた時には5匹の子供を育てあげた立派なお母さん猫だった。 年齢は人間に直せば90才(猫年齢23才)はいっているにもかかわらず動きは活発で気品があり好き嫌いもなく、朝起きると日課になっている家の回りのパトロールを雨の日だろうが一日も欠かさないという元気っぷりだった。 あまりに元気すぎて「チコ・ねこまた説」も流れたほどだ。 小学生の時、両親が共働きだったのでカギっ子だったと同時に、他の追随を許さない完全無欠のいじめられっ子だった僕には友達はチコしかしかいなかった。 学校が終わるといじめっ子につかまらないように速効で家に帰り、自転車を飛ばしておばあちゃんの家に行き、チコと一緒に遊んだ。 僕が庭の砂場で遊んでいるのを見つけるとトコトコ歩いてきて一緒に砂をほじくったり、ネズミのおもちゃで一緒にじゃれあったり、僕がドラクエをやっ

