ブックマーク / waka-rukana.hatenadiary.com (377)

  • 違うものでも同じに見えてしまう ~よく似ていることでも整理すると違ってくる【おもしろい哲学】 - 日々是〆〆吟味

    一見同じように見えて違うもの 〜玉ねぎとカナヅチの使い方 玉ねぎとカナヅチの使い方の違いの場合 整理すると確かに違うかも?(でも余計ややこしい?) 一見同じように見えて違うもの 〜玉ねぎとカナヅチの使い方 考具 考具シリーズ 作者:加藤 昌治 発売日: 2017/03/01 メディア: Kindle版 となると一見同じように目えるものでも、実は違うということ。また一見違うように見えるものでも、実は同じということもあるわけです。 なにを当たり前のことを、とまた言われてしまいそうです。まぁ、その通りです。でもそれをわざわざここでは考えてみましょうね。申し訳ありませんね、そんなことばっかり。 玉ねぎとカナヅチの使い方の違いの場合 一見同じような似ているものを考えてみましょうか。 前回玉ねぎを炒飯に使うかカレーに使うか、カナヅチを釘を打つのに使うか人を叩くのに使うか、ということを屁理屈を述べて同じ

    違うものでも同じに見えてしまう ~よく似ていることでも整理すると違ってくる【おもしろい哲学】 - 日々是〆〆吟味
    akokura
    akokura 2022/06/09
  • 同じことと違うこと ~同じ穴の狢では困る道具の使い方と、正統な使い方と違うことをしないこと【おもしろい哲学】 - 日々是〆〆吟味

    同じことと違うこと 〜カナヅチで釘を打つ、それとも… 使い方で意味が変わってくる道具 〜カナヅチの場合 道具として使われるものと正統性 同じように取り返しがつかないけど、同じではない? 同じことと違うこと 〜カナヅチで釘を打つ、それとも… 考具 考具シリーズ 作者:加藤 昌治 発売日: 2017/03/01 メディア: Kindle版 あるものはそのままであるもの? それともう一つ考えてみましょう。 玉ねぎは玉ねぎとして、炒飯やカレーと関係なく玉ねぎなのでしょうか。 何言ってんだ、と思われるかもしれません。だって玉ねぎは玉ねぎなんですもの。しかし玉ねぎを炒飯に入れるものとか、カレーの材料としてしか考えなければ、玉ねぎは単独で玉ねぎとして捉えてもらえないかもしれません。必ず炒飯やカレーと結びついてしか考えてもらえないかもしれず、玉ねぎは玉ねぎというだけでは意味をなさないかもしれないのです。

    同じことと違うこと ~同じ穴の狢では困る道具の使い方と、正統な使い方と違うことをしないこと【おもしろい哲学】 - 日々是〆〆吟味
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    akokura 2022/06/08
  • 原因と結果と意味 ~将来はわからない。未来の可能性と現在の選択と起こったことの必然性【おもしろい哲学】 - 日々是〆〆吟味

    原因と結果と意味 〜玉ねぎから炒飯、炒飯から玉ねぎ? 将来と現在 うまくいくことと結果からの逆算 可能性と必然性 原因と結果と意味 〜玉ねぎから炒飯、炒飯から玉ねぎ? アイデアのつくり方 作者:ジェームス W.ヤング 発売日: 1988/04/08 メディア: 単行 あるものから出来るものへ そうするとそこにあるものは、そこにあるというだけでは、それが何かはっきりしていないと言えるかもしれません。 ですがこれもおかしな話ですね。だって玉ねぎもにんじんもそこにあるわけです。玉ねぎがなにか、にんじんがなにか、私たちはよく知っています。ただその玉ねぎやにんじんが、炒飯になるのかカレーになるのかが決まっていないだけです。 玉ねぎやにんじんから考えるとこれは当たり前のことに思えるのですが、炒飯やカレーから逆算して考えてしまうと、どうもそうは思えなくなってしまうのかもしれません。これを料理ではなくて

    原因と結果と意味 ~将来はわからない。未来の可能性と現在の選択と起こったことの必然性【おもしろい哲学】 - 日々是〆〆吟味
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    akokura 2022/06/07
  • 考える、ということと、行動 ~考えることと自分のための行動計画【おもしろい哲学】 - 日々是〆〆吟味

    考えが先か、行動することか先か 〜炒飯作るぞ! でも… 考えることと順序 手順に従って動くことと考えること 行動してから考えること 考えが先か、行動することか先か 〜炒飯作るぞ! でも… 考具 考具シリーズ 作者:加藤 昌治 発売日: 2017/03/01 メディア: Kindle版 考えることと順序 帰り道の道順を目的に沿って決めていくことは考えていることになるかもしれません。 さらにお店で材料を買い、さあ作ってみようかな、と台所に立ちました。とりあえずエプロンでも巻いて、まな板でも出しましょう。そして包丁でも握れば態勢としては万全です。なにも炒飯と限りません。この態勢からなんだって作れるぞ、とまなじりを決してみたくなります。でも今日は炒飯を作りましょうね。 冷蔵庫を開けると残りのお冷やご飯を取り出しました。スーパーの袋からはたまたま安かったので買ってきた玉ねぎとにんじんを取りだします。

    考える、ということと、行動 ~考えることと自分のための行動計画【おもしろい哲学】 - 日々是〆〆吟味
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    akokura 2022/06/06
  • 思い浮かべることと、考えることの違いとは 〜物事を深く考えるための最初の一歩【おもしろい哲学】 - 日々是〆〆吟味

    考えるってことってなんじゃらほい 〜なにべよっかなぁ、炒飯にしよっか! とりあえず考えてみる 思い浮かべることと考えること 思い浮かべることと選ぶこと 選ぶこととその理由=評価 選んだあととその行動 考えるってことってなんじゃらほい 〜なにべよっかなぁ、炒飯にしよっか! とりあえず考えてみる 色々と考えてみたい、というのはいいのですけれど、案外考えてみるということも難しいものかもしれません。 思い浮かべることと考えること 考える、といって、いったいどのようなものが考えになるのでしょうか。お腹すいたな、とか、疲れたな、と思い浮かべることはそれだけでは考えにならないように思います。思う、と述べましたが、当、ただ思い浮かんでいるだけかもしれませんね。 しかしだからといって思い浮かぶということを抜きにして考えるということは出来ないような気もします。たとえばお腹すいたな、というのはただ思い浮か

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    akokura 2022/06/03
  • 政治屋と政治家の違いと満足すべき政治屋の条件と、政治以外で持たなければならない精神 - 日々是〆〆吟味

    政治を行う者と政治以外で持たなければならない精神 哲学者と政治 【マルクス・アウレーリウス『自省録』プラトン『国家』】 政治屋と政治家 【モスカ『支配する階級』】 我らの時代の政治屋状況 満足すべき政治屋は何者か 政治以外で復活さすべき貴族精神 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/312/2021.02.26 政治を行う者と政治以外で持たなければならない精神 哲学者と政治 マルクス・アウレーリウスによる哲人王の実現はさほとうまく行ったとは言えない、とモスカは述べますが、続けて次のようにも言いました。 さらに、プラトンの考えたような哲学者が、平時、高い地位を求めて相争う多くの人びとに混じって、卓越のための闘争で勝利を得るとは考えられそうにもない。多くの場合、真の知恵は、野心を興奮させるよりも、むしろそれを鎮めてしまうからである。そのうえ、高潔な資質

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    akokura 2022/06/02
  • 社会に必要かつ必然な政治の現実と理想のジレンマとしての哲人王 - 日々是〆〆吟味

    社会と統治するための政治政治を行う者への理想のジレンマ 社会における様々な人々 【モスカ『支配する階級』】 【アリストテレス『政治学』】 社会を統治するための政治の不可避性 【世界の名著 プルードン,バクーニン,クロポトキン】 政治をめぐる哲人王の理想 【プラトン『国家』マルクス・アウレーリウス『自省録』】 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/311/2021.02.25 社会と統治するための政治政治を行う者への理想のジレンマ 社会における様々な人々 モスカのをぺらぺらとめくって拾い読みをしているだけで陰な気持ちになってきます。モスカは理想主義に対する現実政治の立場に立つリアリストとされますが、その現実というものは大抵みもふたもないもので、ほとんどそれだけを言われてもどうしようもないもののように感じてしまいます。 【モスカ『支配する階級』

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    akokura 2022/06/01
  • 支配者タイプの特徴とも重なる宗教的指導者の言動と群集心理 - 日々是〆〆吟味

    少数者の支配としての宗教的指導者の信念の伝染と群衆心理 モスカとル・ボンのなんとなく似ているところ 【モスカ『支配する階級』】 宗教的指導者の信念と信徒への伝染 【ル・ボン『群衆心理』】 群衆心理と少数者による支配 使徒から信徒への組織化と永続化 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/309/2021.02.23 少数者の支配としての宗教的指導者の信念の伝染と群衆心理 モスカとル・ボンのなんとなく似ているところ モスカについて少し書いてみようかな、と思っていたのですが、を引っ張り出してきてぺらぺらめくってみるとちょっと情報量が膨大でしたので諦めてしまいました。そこで今見て気になったことでもさわり程度に書いてみたいと思います。 【モスカ『支配する階級』】 支配する階級 (1973年) (現代思想〈9 清水幾太郎責任編集〉) 作者:ガエターノ・モスカ

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    akokura 2022/05/30
  • エリートの意味となる少数者の支配という必然【モスカ『支配する階級』】 - 日々是〆〆吟味

    モスカによる人類の歴史における少数者の支配という必然 モスカとエリート 【モスカ『支配する階級』】 真のエリートとは異なる、制度の中のエリート 【オルテガ『大衆の反逆』】 人類は常に少数者に支配されてきた 宗教的指導者と信徒たち 【『ブッダのことば』『新約聖書』】 残された者たちの決定者 【使徒のはたらき】 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/308/2021.02.22 モスカによる人類の歴史における少数者の支配という必然 モスカとエリート ミヘルスのは政党政治の研究なのですが、これには先鞭があります。それがモスカという人なのですが、この人が切り開いた問題はエリート論と言われています。 【モスカ『支配する階級』】 支配する階級 (1973年) (現代思想〈9 清水幾太郎責任編集〉) 作者:ガエターノ・モスカ メディア: - (モスカの。みも

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    akokura 2022/05/27
  • 組織とは簡単に例にして言えば、構造的に必ず少数者によって支配される - 日々是〆〆吟味

    組織とはどのような理念を掲げていようとも、構造的に必ず少数者によって支配される 現実知らずの理想主義 【小泉信三『共産主義批判の常識』】 ミヘルスと社会主義的平等と政治組織の支配 【ミヘルス『政党政治の社会学』】 社会主義政党と少数の指導者 組織というものの理想と現実 【マキャヴェリ『君主論』】 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/307/2021.02.19 組織とはどのような理念を掲げていようとも、構造的に必ず少数者によって支配される 現代民主主義における政党の社会学〈1〉―集団活動の寡頭制的傾向についての研究 (1973年) 作者:ロベルト・ミヘルス メディア: - 現実知らずの理想主義 マルクスや共産主義というと、なんだか現実知らずのお人好しな理想主義者みたいな捉え方をされる方もいるかもしれません。しかしそうした見方は別段今に始まったもの

    組織とは簡単に例にして言えば、構造的に必ず少数者によって支配される - 日々是〆〆吟味
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    akokura 2022/05/26
  • 歴史の終わりによる資本主義の勝利という決着? 〜フランシス・フクヤマに言わせればヘーゲル的な歴史は終わった - 日々是〆〆吟味

    主義の勝利と歴史の終わり マルクスの予言と元気な資主義 歴史は終わった? 【フランシス・フクヤマ『歴史の終わり』】 【ヘーゲル『歴史哲学講義』コジェーヴ『ヘーゲル読解入門』】 資主義国家アメリカの勝利宣言 【浅田彰『「歴史の終わり」を超えて』】 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/306/2021.02.18 資主義の勝利と歴史の終わり 新版 歴史の終わり〔上〕: 歴史の「終点」に立つ最後の人間 (単行) 作者:フクヤマ,フランシス 発売日: 2020/09/01 メディア: 単行 マルクスの予言と元気な資主義 マルクスの予言は今のところ達成されてはおらず資主義は元気です。そして資主義は死にそうにありませんし、独り勝ちしているようにも思えてきます。 しかしヘーゲルの歴史観を思い返してみますと、世界史というのは理念の戦いだったわ

    歴史の終わりによる資本主義の勝利という決着? 〜フランシス・フクヤマに言わせればヘーゲル的な歴史は終わった - 日々是〆〆吟味
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    akokura 2022/05/25
  • 資本主義とはどのように制御されるのだろうか 〜資本主義社会の終焉など来る日があるのだろうか - 日々是〆〆吟味

    主義の制御はいかにしておこなわれるのだろう マルクスとヘーゲルの歴史観 【ヘーゲル『歴史哲学講義』マルクス,エンゲルス『共産党宣言』】 マルクス以降の資主義 社会主義的政策の資主義 経済及び経済学の発展と制御 【ケインズ『雇用、利子および貨幣の一般理論』シュンペーター『経済発展の理論』】 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/305/2021.02.17 資主義の制御はいかにしておこなわれるのだろう 雇用、利子、お金の一般理論 (講談社学術文庫) 作者:ジョン.メイナード・ケインズ,ジョン.リチャード・ヒックス,ポール・クルーグマン 発売日: 2012/03/13 メディア: 文庫 マルクスとヘーゲルの歴史観 マルクスの歴史観は終局的に共産主義社会が訪れるというものでしたが、その基となる考え方は唯物史観と階級闘争の歴史になるかもしれません

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    akokura 2022/05/24
  • 共産主義とは資本主義の果てに現れる社会であり、共産主義国とは原理的にちょっとおかしいらしい - 日々是〆〆吟味

    主義と共産主義国家の変な関係 資主義対共産主義? 恐慌を分析するマルクス経済学 【ヴァルガ『世界経済恐慌史』】 資主義の次の時代の共産主義 【エンゲルス『家族・私有財産・国家の起源』】 共産主義国家はヘンテコ? 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/304/2021.02.16 資主義と共産主義国家の変な関係 家族・私有財産及び国家の起源: リュウィス・エッチ・モルガンの研究に因みて 作者:フリードリッヒ・エンゲルス 発売日: 2019/06/13 メディア: Kindle版 マルクスの歴史観は歴史観として、その延長線上に共産主義社会が訪れるとマルクスは考えたようです。 資主義対共産主義? このあたりが現代からするとよくわからなくなってしまいそうになるところで、共産主義っていうものは資主義と対立するようなもんじゃないのか、と思ってしま

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    akokura 2022/05/23
  • 終末思想の意味ある歴史の目的論と日本のマンガ・アニメと共産主義と想像力の類似 - 日々是〆〆吟味

    終末思想とマルクス主義 ユダヤ・キリスト教と終末思想 日のマンガ・アニメの終末論ブーム 【五島勉『ノストラダムスの大予言』ノストラダムス『予言集』】 【武論尊,原哲夫『北斗の拳』宮崎駿『風の谷のナウシカ』大友克洋『AKIRA』】 【宮台真司,石原英樹,大塚明子『サブカルチャー神話解体』CLAMP『X』】 初期キリスト教と終末論 【聖書】 資主義の末に現れる共産主義 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/303/2021.02.15 終末思想とマルクス主義 マルクスの歴史観のうち唯物史観は歴史/社会を捉えるための原理的方法であったと思われるのに対し、階級闘争の歴史は未来に伸ばされた目的論のようになってしまっているようにも思えました。それはヘーゲルの歴史哲学に対するマルクスの態度のちょっとした角度の違いでもあるように思えるのですが、もうちょっと別の

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    akokura 2022/05/21
  • 主人と奴隷の意味なす弁証法と人類の歴史と階級闘争の歴史 - 日々是〆〆吟味

    ヘーゲルの主人と奴隷とマルクスの階級闘争の歴史 ヘーゲルの主人と奴隷 【ヘーゲル『精神現象学』】 主人と奴隷の階級闘争 【マルクス『共産党宣言』】 共通する目的のある歴史 前回のお話 ヘーゲルの主人と奴隷とマルクスの階級闘争の歴史 マルクスの歴史観に唯物史観と階級闘争の歴史というものがあるとお話してみたのですが、唯物史観の方はヘーゲルの観念論的歴史哲学に対抗するもののようであったのに対して、階級闘争の歴史はむしろヘーゲルの歴史観をそのまま引き継いだようなものになっているかもしれません。 ヘーゲルの主人と奴隷 というのもヘーゲルには主人と奴隷という有名なものがあります。『精神現象学』の中に書いてある一節でありますが、簡単に言えば次のようなものです。 【ヘーゲル『精神現象学』】 精神現象学 上 (平凡社ライブラリー0200) 作者:G.W.F.ヘーゲル 発売日: 2018/10/05 メディア

    主人と奴隷の意味なす弁証法と人類の歴史と階級闘争の歴史 - 日々是〆〆吟味
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    akokura 2022/05/19
  • 階級闘争とはわかりやすくいえば、生産者を守るための無生産者が支配者になってしまって生産物を自分のものにしてしまう関係を打ち破るもの、かな? - 日々是〆〆吟味

    人間の集まりとべ物の在り処による社会階級の現れ方 マルクスと階級闘争の歴史 【マルクス,エンゲルス『共産党宣言』】 人々の集まりとい扶持 足りないべ物と略奪と戦士 無生産者による支配階級への転化 【オーウェル『動物農場』】 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/301/2021.02.11 人間の集まりとべ物の在り処による社会階級の現れ方 動物農場: 付「G・オーウェルをめぐって」開高健 (ちくま文庫) 作者:ジョージ オーウェル 発売日: 2013/09/10 メディア: 文庫 マルクスと階級闘争の歴史 マルクスの歴史観は唯物史観と呼ばれ、ヘーゲルの観念論的な歴史哲学に対抗するようなものでもありました。しかしマルクスにはもうひとつ有名な歴史観がありまして、それが階級闘争の歴史というものです。 【マルクス,エンゲルス『共産党宣言』】 マルク

    階級闘争とはわかりやすくいえば、生産者を守るための無生産者が支配者になってしまって生産物を自分のものにしてしまう関係を打ち破るもの、かな? - 日々是〆〆吟味
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    akokura 2022/05/18
  • 唯物史観の意味とはわかりやすく言えば、生活を基盤とした歴史観 〜経済(食べるために生産すること)は政治や文化に先立つ土台 - 日々是〆〆吟味

    マルクスの唯物史観によって転換された、生活を基礎とした歴史観 マルクスと唯物史観 【マルクス『ドイツ・イデオロギー』】 理念や観念より生活の歴史 【ヘーゲル『歴史哲学講義』】 歴史の基礎としての生産様式 世界の動き方についての認識の変化 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/300/2021.02.10 マルクスの唯物史観によって転換された、生活を基礎とした歴史観 新訳 ドイツ・イデオロギー (マルクス主義原典ライブラリー) 作者:マルクス,エンゲルス 発売日: 2000/07/01 メディア: 新書 マルクスと唯物史観 マルクスの歴史観(もしくは歴史哲学)というと唯物史観というもので、よく知られた名前なので見たり聞いたりしたことのある人は多いかもしれません。なんだか見ただけではどんな歴史観なのかわかりませんね。でも、唯物史観、なんて言われるとなん

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    akokura 2022/05/17
  • 世界の創造の哲学である、中世神学的歴史観と近世以降の人間的歴史観 - 日々是〆〆吟味

    中世における神による世界創造と歴史と、近世以降の人間による歴史への転換 神の歴史から人間の歴史へ 【『聖書』,ヘーゲル『歴史哲学講義』】 理念の闘争としての歴史 頂点の時代、ヨーロッパ 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/299/2021.02.09 中世における神による世界創造と歴史と、近世以降の人間による歴史への転換 世界史の哲学講義(上) ベルリン 1822/23年 (講談社学術文庫) 作者:G.W.F・ヘーゲル 発売日: 2018/10/12 メディア: 文庫 神の歴史から人間の歴史へ ヘーゲルの哲学は普通カントから出発したドイツ観念論の完成者としてみなされます。観念論、というところがポイントかもしれませんね。つまり世界は人間の観念によって創られてきたわけです。ここにきて中世神学にあった神の立場が人間に引き下げられていることにもなります。

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    akokura 2022/05/16
  • 【まとめ】自我と社会と具体的なものと表現 ~がんじがらめなものとしての私【52】 - 日々是〆〆吟味

    まとめ52 自我と社会と具体的なものと表現 ~がんじがらめなものとしての私 このまとめの要旨 書いたものの一覧 現在時間がなくリンク切れのままとなっております。申し訳ありません。 まとめ52 自我と社会と具体的なものと表現 ~がんじがらめなものとしての私 このまとめの要旨 この私と社会の関係を軸に、色々な作品を書いてみたり、またそんな私を受け入れてくれたりするような、そんな作品の在り方が色々ありますね、というようなお話のまとめ。 書いたものの一覧 www.waka-rukana.com たとえば苦しむ時の具体性って、この私にか感じられないものであって他の誰かに肩代わりされないようなものとしてある、これがからっぽであることの対極としての具体性かな、ーというようなお話。 www.waka-rukana.com じゃあそんな私ってどんなもんかといえば、大抵常に社会との関係の中で絡めとられているも

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    akokura 2022/05/15
  • 世界を変えることと解釈することの違い 〜哲学者の仕事は世界を解釈することから変化させることへ - 日々是〆〆吟味

    世界の解釈から変化への実践という哲学者の使命の変化 観照的態度への批判のはじまり 【ヘーゲル『法の哲学』】 マルクスと社会の矛盾と欺瞞 【マルクス『ユダヤ人問題によせて ヘーゲル法哲学批判序説』】 世界の解釈と変化 観照的態度から実践へ 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/298/2021.02.08 世界の解釈から変化への実践という哲学者の使命の変化 ユダヤ人問題に寄せて/ヘーゲル法哲学批判序説 (光文社古典新訳文庫) 作者:カール マルクス 発売日: 2014/09/11 メディア: 文庫 観照的態度への批判のはじまり ヘーゲルの大体系の大哲学を持って近代哲学は終わるとも言える気もするのですが、その後ニーチェみたいにこの私の人間存在を問題にするような実存主義への流れがあると同時に、ヘーゲルにあったかもしれないアリストテレスの観照的態度に対して

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    akokura 2022/05/13