2020年の東京オリンピック・パラリンピックに合わせて北海道白老町に開館する、アイヌ民族に関する国立博物館の基本計画がまとまりました。 博物館は北海道白老町のポロト湖周辺に建設され、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに合わせて開館することになっていて、文化庁は30日、基本計画を公表しました。 それによりますと、延べ床面積は8600平方メートルで、「総合展示室」には、アイヌの人々の視点で歴史や文化を伝える基本展示や、体験や調べ学習ができる子ども向けの展示、それに、映像や音声でアイヌ文化を紹介するシアターなどを盛り込みます。 また、アイヌ文化の伝承者や学芸員などが共同研究できる部屋も設け、国内外の博物館や研究機関とのネットワークを構築することを、この博物館の重要な機能の一つに位置づけるとしています。 文化庁によりますと、新たな国立博物館が開館するのは、2005年の国立九州博物館以来1