アフリカ南部のジンバブエで、新型コロナウイルス対策をめぐり保健担当の閣僚が職権を乱用して業者から不当に高い値段でマスクを購入する契約などを結んでいた疑惑が明らかになり国民から批判が高まっています。 これについてAP通信は、契約額は合わせて6000万ドル、日本円で63億円を超えていて、中には医療用のマスクを1枚28ドル、日本円にして3000円近くで購入する契約もあったと伝えています。 モヨ保健相は20日、首都ハラレの法廷に出廷し、国外に出られないようにパスポートを預けたうえで、自宅に戻ったということです。 ジンバブエでは、新型コロナウイルスの感染者が470人以上確認されていますが、経済政策の失敗から年間700%を超えるインフレが起きていて、ウイルスへの対応にあたる医師や看護師などが給料をドルで払うよう求めてストライキを行っています。 国民の間からは、生活が苦しくなる中、保健行政のトップをめぐ