世間の関心はJALの債権問題に集まっているが、華やかな世界の芸能界にとってももはや他人事ではないようだ。 「ここ10年来、日本の音楽界をリードし続けてきた大手レコード会社・エイベックスが近々、大リストラ計画を発表。そうなった大きな原因はCDが売れないから」(レコード会社関係者) 現在は持株会社「エイベックス・グループ・ホールディングス」となっているが、同社は88年に現在同社の社長である松浦勝人氏らが設立。 設立当初はダンスミュージックを日本で流行らせ急成長。90年代は安室奈美恵、TRFら音楽プロデューサーの小室哲哉が手がけた「小室ファミリー」、その後、浜崎あゆみ、倖田來未、EXILEらが同社の主力アーティストとして活躍しているが、売り上げは右肩下がりだという。 「まず、CDが売れないのに加え、一時期映画事業に手を出し大失敗。株価は06年1月には3000円を超えていたのに、このところは770