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ブックマーク / www.script1.sakura.ne.jp (1)

  • クライシュ族の鷹

    クライシュ族の鷹 今回のエッセイでは、一人の男について語ってみたい。彼の名は、アブドル・ラフマーン。紀元756年に、後ウマイヤ朝を興した実在の人物だ。早い話、今回のエッセイは歴史だよ。 えーっ、歴史なんか好きじゃないわ。そう思われたあなた。大丈夫。わたしを信じなさい。何度かエッセイで歴史を書いてるけど、どの回も、教科書みたいな味気ない書き方をしたことはなかったはずだよ。事実を正確に、でもおもしろく。これがぼくのポリシーだ。今回もがんばってみよう。 さて。いきなり、後ウマイヤ朝なんて言われても、なによそれ、どこの国? ってな感じだと思うから、ちょっとラフマーンが登場する前の歴史についても、書いておこう。 現代では、イランがある場所には、紀元前三世紀ごろ、パルティアっていう王国が成立したんだ。このパルティア王国は五百年近く繁栄したけど、紀元224年に、ササン朝ペルシアによって滅ぼされちゃった。

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