ヤン・ヘンドリック・シェーンも小保方晴子も同じだった/村松秀『論文捏造』(中公新書ラクレ)を読む - kojitakenの日記(2014年8月22日)に書き忘れたことがあった。『ネイチャー』、『サイエンス』といった科学誌の問題点である。 高温超伝導に関するヤン・ヘンドリック・シェーンの研究の「追試に成功した」という研究者が現れたエピソードから話を始める。小保方晴子の「STAP細胞」でも一時、香港中文大学の研究者が「追試に成功した」という話があったから*1、これまた「そこまで同じかよ」と思わされた。香港中文大学と同様、「シェーンの追試に成功した」というのも誤りだった。そのくだりを、村松秀『論文捏造』(中公新書ラクレ,2006)から引用する。 論文捏造 (中公新書ラクレ) 作者: 村松秀出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/09/01メディア: 新書購入: 4人 クリック: 60