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bookとhistoryに関するamanoiwatoのブックマーク (19)

  • 『暴力の人類史』 人類史上もっとも平和な時代 - HONZ

    テロ、紛争、無差別殺人。世界は悲劇的なニュースで溢れている。人類は自らの手でその未来を閉ざしてしまうのではないか、と不安になる。ところが、著者スティーブン・ピンカーは大胆にもこう主張する。 長い歳月のあいだに人間の暴力は減少し、今日、私たちは人類が地上に出現して以来、最も平和な時代に暮らしているかもしれない にわかに信じがたいこの説を検証し、読者に確信させるためにピンカーは、人類の暴力の歴史を大量の統計データとともに振り返る。書が上下で1,300ページ超という並外れたボリュームで膨大な文献を引用しているのは、並外れた説の主張にはそれに見合った証拠を提出する必要があるからだ。しかし、ピンカーが「統計のない物語が盲目であるとするならば、物語のない統計は空疎である」と語るように、書はデータばかりが延々と続く退屈なものではない。持続的な暴力減少を示す圧倒的な事実の積み重ねとそのメカニズムに対す

    『暴力の人類史』 人類史上もっとも平和な時代 - HONZ
  • 『花子とアン』の時代の翻訳にまつわる著作権事情 » 科学と生活のイーハトーヴ

    もらったを気楽に翻訳して出版する花子、それでよかったの? NHKで放映中の朝の連続テレビ小説『花子とアン』は、タイトルのとおり、『赤毛のアン』の翻訳者として知られる村岡花子氏の生涯を題材としたドラマです。 先週、ついに花子が『赤毛のアン』の原書である『Anne of Green Gables』と運命の出会いを果たし、ドラマもクライマックスが近づいてきました。 このドラマでは、花子がいろいろな人から英語を手渡され、その魅力を日の子供たちに伝えようと翻訳に取り組むシーンがたびたび登場します。 後に義弟となる村岡郁也さんからは『The Prince and The Pauper』(『王子と乞』)を、そして女学校時代の恩師であるスコット先生からは、『Pollyanna Grows Up』(『パレアナの成長』(または『パレアナの青春』))と、『Anne of Green Gables

  • 漫画『ヒストリエ』で衝撃的過ぎた「ば~~っかじゃねえの!?」の真相

    岩明均氏の漫画『ヒストリエ』(→amazon) は、古代オリエント世界を舞台にした歴史作品。 物語の主人公は、当時、史上最大規模の「世界征服」を果たしたマケドニア王国のアレクサンドロス大王……ではなく、彼に仕えた書記官エウメネスである。 この作品で、とにかくインパクトの大いのが、ペルシアの名将・ハルパゴスだ。 「ば~~~~~っかじゃねえの!?」 何らかの憎しみを抱き、感情を押し殺したかのように言い放った、あの台詞は一体なんなのか? 疑問に思う方も少なくないはず。 ペルシア建国譚である作中話で、メディアの王・アステュアゲスに【息子の肉をたべさせられる】という凄まじくショッキングな話であった。 恨みをグッとこらえ、のちにアケメネス朝ペルシアの初代王となるキュロスが反乱を起こしたとき――。 この名台詞「ば~~~~~っかじゃねえの!?」をはいてメディアを裏切り、ペルシア建国の立役者となるのである。

    漫画『ヒストリエ』で衝撃的過ぎた「ば~~っかじゃねえの!?」の真相
  • 戦前のガチ恋“アイドルヲタク”の生態に迫る「幻の近代アイドル史」 - インターネットもぐもぐ

    明治・大正・昭和の若い男性をガチ恋させた存在≒アイドルの追っかけ生態をひもとく「幻の近代アイドル史」、最高におもしろかった。 明治・大正・昭和の若い男性をマジ恋させた存在≒アイドルの追っかけ生態をひもとく「幻の近代アイドル史」全ページおもしろい…!出待ち入り待ち、レス乞、執拗なファンレ、親衛隊、友人と書簡でリプ、新聞の投書欄で匿名罵り合い…全部入りすぎる http://t.co/qGZ6wQML9h— もぐもぐ (@mgmgnet) June 23, 2014 ステージに向かっての名前や合いの手のコールの嵐、出待ち入り待ちでの牽制、目線を求めるレス乞、執拗なファンレターと愛のささやき、親衛隊の結束、書簡でヲタ友とリプ(Twitterみたいだ)、新聞の投書欄で匿名罵り合い(はい、2ちゃんねるですね)……全部入りすぎる!人間はそうそう変わらないぜ!愛はいつだって人を狂わせる!!!! 書は

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  • 「蘭学事始」杉田玄白著 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    江戸中期の蘭学医杉田玄白(1733-1817)が文化十二(1815)年、83歳でおよそ半世紀前の蘭学草創の頃を振り返って著した自伝である。玄白の丁寧な叙述から一つの学問が誕生する瞬間の瑞々しさが伝わってきて心動かされる。 「蘭学事始」の記述の大まかな流れはこうだ。まず江戸時代、長崎出島のオランダ人から医学を学んだ人々によってオランダ流医学が誕生する。当時の他の職業や学問がそうであったように、それは家を基礎としたいくつかの流派として登場してきた。西流、栗崎流、桂川流、カスパル流などが主なオランダ医学の流派となる。玄白の説明によるとこの中の栗崎流は初代が南蛮人の血を引き、一旦国外追放されながら後に許されて帰国、医学者となったという話で非常に興味を覚えるのだが、同書の注釈によれば、そういうわけではなく、海外で医学を学んだ後帰国した人物ということのようだ。 八代将軍吉宗によって海外の書籍の輸入が緩

    「蘭学事始」杉田玄白著 | Call of History ー歴史の呼び声ー
  • 富岡日記

    右は一人にて二十五釜受持、繭えり場・糸揚場見廻りもこの内。 日婦人中廻り 尾高 勇   この方は尾高様の令嬢、只今は渋沢男御子息の令夫人の筈に有之。 青木 けい  総取締青木たい様の御孫 森村 時 (武州)  畑銀 (七日市) 太田たい (武州)  笠間愛 (武州) 轟 とね (武州)  若林若(高崎) 磯貝某 (上州小幡) その他の姓名忘れました。 右は五十釜に三人、二十五釜に一人ずつ。一人は二時間ごと位に交代。一釜を三人で代る代る に糸をとって居ります。男女二人二十五釜の前を行き来して、糸のむらになりませんように見て 歩きまして、太過ぎても細過ぎても切れてしまいます。湯かげん、しけの出し方、蛹(さなぎ)の出し方等 やかましく申されます。それで聞きませんと叱られます。その上西洋人が見廻りまして、目に止 りますと中々厳しく申します。これは直に工女中の評判になりますから、如何なる者も恥かし

  • 「アンネの日記」真贋論争~偽書説が科学的検証を経て否定されるまで

    「アンネの日記」が何者かの手によって都内図書館で多数破られているというニュースが次々と報じられている(2014年2月)。サイモン・ヴィーゼンタール・センターによる批判を皮切りに海外メディアでも報じられて、国際問題の様相すら呈しつつある。 この事件については当局の適正な捜査を見守るだけだが、これを切っ掛けにふと「アンネの日記」を色々と検索してみると、未だにアンネの日記偽書説がインターネットに広がっているようだ。え?今更?としか思えないのだが、結論から言うと「アンネの日記」は1981年にオランダ国立戦時資料研究所とオランダ国立法科学研究所による科学的調査の上でアンネ・フランクが書いたものと確定している。この件、日ではwikipediaに軽く触れられている程度で、インターネット上にはテキストが見当たらないので、これを詳説したオランダ国立戦時資料研究所編「アンネの日記 研究版」(絶版)をもとに改

    「アンネの日記」真贋論争~偽書説が科学的検証を経て否定されるまで
  • 「はたして平安時代の人はキスをしたのか?」NHK大河ドラマ時代考証に目からウロコ - エキサイトニュース

    「はたして平安時代の人はキスをしたのか?」 NHKの大河ドラマ「義経」(2005年)の打ち合わせ中に、そんな話題が出たという。時代考証担当のスタッフが調べたところ、平安中期の天台宗の学僧・源信による『往生要集』に「ウ」(「烏」に「欠」を組み合わせた漢字)という言葉が出てくることがわかった。 これは「鳥が互いにクチバシを突き合う」意味で、まさしくキスを指す。 《「いはんやウ抱(うほう。ウは前出の「烏」に「欠」を組み合わせた字)(接吻して抱き合うこと)して婬楽せんをや」(岩波書店『日思想大系 源信』三八頁)。とすると平安時代すでにキスはあったということになる。しかし、九歳で比叡山に入った日史上屈指の学僧源信はいかにしてこの言葉を知り、わざわざ自著に使ったのだろうか》(大森洋平『考証要集 秘伝! NHK時代考証資料』) 私は「アッー!」的な行為が比叡山であったからじゃないかと邪推してしまうの

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    amanoiwato
    amanoiwato 2013/12/07
    日本語学の上でも貴重な資料なのでは。しかし、当時の(西洋の)優秀な女性が、それも海外で活躍できる分野って宗教界ぐらいだったのかな。
  • 【読書感想】ファミリーレストラン 「外食」の近現代史 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ファミリーレストラン 「外」の近現代史 (光文社新書) 作者: 今柊二出版社/メーカー: 光文社発売日: 2013/01/17メディア: 新書 クリック: 7回この商品を含むブログ (10件) を見る Kindle版もあります。 ファミリーレストラン?「外」の近現代史? 作者: 今柊二出版社/メーカー: 光文社発売日: 2013/04/12メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) 日で、「家族」という単位での「外」が格的に開始されたのは、明治以降だった。鉄道や海上交通が発達するにつれ、駅弁や駅前堂、大衆堂、デパート堂といったものもまた、発展していった。その後、戦時中の糧難、戦後のアメリカの影響などを経て、ファミリーレストランの誕生へとつながっていく。その前史から、一九七〇年代に迎えた黄金期、「べる場所」から「いる場所

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  • 「ハプスブルク」を歴史の中に位置づけて理解するために――『ハプスブルク史研究入門』を読む - Danas je lep dan.

    「ハプスブルク」という言葉で,なにを思い浮かべるだろうか。多くの人が思い浮かべるのは,おそらく帝都ヴィーンの豪奢な宮廷文化であろう。「オーストリア=ハンガリー」と聞けば,あるいは第1次世界大戦に至るまでのヨーロッパ政治史における黄昏の大国がイメージされるかもしれない。けれどもそれらのイメージだけでは語り尽くすことができない複雑さを併せ持つのが「ハプスブルク」という対象であり,先日出版された『ハプスブルク史研究入門』は,その対象にアプローチするための最良の入門書である。ハプスブルク史研究入門―歴史のラビリンスへの招待作者: 大津留厚,河野淳,岩崎周一,水野博子出版社/メーカー: 昭和堂発売日: 2013/05メディア: 単行この商品を含むブログを見る 書は時代別で4部構成になっている。第I部「近世前期」(1-58頁),第II部「近世後期」(59-116頁),第III部「近代」(117-1

  • リアル”図書館戦争”を考える―戦時下の図書館は自由を守るために戦ったのか – カーリルのブログ

    舞台は「公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律」として成立した「メディア良化法」が「すべてのメディアの監視権」を持つ検閲の道具となり、不適切としたメディアを自在に排除出来るようになってから30年が経過した近未来の日。 メディア良化法を運用する「メディア良化委員会」とその実行組織「良化特務機関(メディア良化隊)」は年々強権的な言論弾圧を強めてきた。 図書狩りに対抗して、公共図書館は蔵書の収集所蔵と提供の自由を守るため、「図書館の自由に関する宣言」を元に成立した「図書館の自由法」を盾に、武力に対して武力で抵抗する「図書隊」を創設し、激しい抵抗を続けている。 (あらすじはWikipediaより) 図書館の自由に関する宣言 第1 図書館は資料収集の自由を有する 第2 図書館は資料提供の自由を有する 第3 図書館は利用者の秘密を守る 第4 図書館はすべての検閲に反対する 図書館の自由が

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    amanoiwato
    amanoiwato 2013/03/21
    成金のボンボンで若い頃は豪遊三昧のファッションリーダー、反乱で投獄されて将来俺はビッグになる発言、その後一転して財産を放り出してボランティアや平和活動に熱中、カリスマとなる。実にロックな人生。
  • 「ローマ人の物語」シリーズに欠けているもの - raurublock on Hatena

    15巻まで出終わったということで、「ローマ人の物語」シリーズ全体を見返してみませう。とか言いつつ、主に、というか100%悪口になります。ちなみに15巻単独については 別に感想を書いた のでそっちをどおぞ。 塩野七生の悪いところは「キャラ萌え」の癖があるところです。歴史をキャラクタとしての人物を通して見ることしかできない。「英雄(およびボケ為政者)によって歴史が作られてきた」史観ですね。まあ物語作家って職業の限界だと思う。物語って常に「登場人物」が必要で、物語作家は登場人物個人の目と声を通してしか物語を紡ぐことができない。同じ欠点は司馬遼太郎にも見られます。英雄物語(およびボケ為政者の悲劇)としてはすんごく面白いんだけどね。 実はローマ帝国崩壊の大きな原因に「3世紀以降北半球の気候が寒冷化した」という話があります。この時期はローマ帝国に限らずあちこちで戦乱が記録されていて、例えば中国では漢が

    「ローマ人の物語」シリーズに欠けているもの - raurublock on Hatena
    amanoiwato
    amanoiwato 2013/02/26
    「英雄史観」の小説(家)は基本好きじゃないな。
  • 呉・樫田著/金川訳『精神病者私宅監置の実況』:すごい。大正期のキチガイ座敷牢の実態調査を現代語で! - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    【現代語訳】呉秀三・樫田五郎 精神病者私宅監置の実況 作者: 金川英雄出版社/メーカー: 医学書院発売日: 2012/09/14メディア: 単行購入: 36人 クリック: 943回この商品を含むブログ (7件) を見る 90年前の大正時代にはすでに精神病者に対応するための法制度もある程度はあったし、精神病院なんてものもあったわけだが、むろんみんながそこに入れたわけではなく、相当部分の精神病者――ボケ老人もかなりいるが、25-40歳くらいが大半――は家族が座敷牢を作ってそこにぶちこむしかなかった。その実態を調査したもの。著者の呉秀三は東京帝国大学の医学部の先生。精神病で呉というと、どうしてもドグラマグラを連想してしまうんだけれど、そういう関係はどうもないみたい。 あちこち農村に分け入ってはその実態を淡々と書いており、その収容されている座敷牢の平面図、患者の状況その他がひたすら記録されている

    呉・樫田著/金川訳『精神病者私宅監置の実況』:すごい。大正期のキチガイ座敷牢の実態調査を現代語で! - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 作ってみました。『ナチスのキッチン』 - HONZ

    商売柄、台所に立つことは多いが、こんなに深遠な場所であったとは知らなかった。 まず、台所は人間の「外部器官」である、と著者は言う。人間は他の生物をべて生きているわけだが、そのまま生できるものを除けば、基的に切り刻んだり、火を通したりしてべる。すなわち台所は、この工程を担う、人間の体外にある最初の「消化器官」であるととらえるのだ。これは逆に言えば、台所は生態系のもっとも人間社会に近い中継地点ということになる。自然を加工し、その栄養を摂取する最終地点であると同時に、体内から飛び出した人間の器官なのである。 そう考えると、原始時代、火を手に入れた人間が、焚き火で炙ってべる、その火こそが、消化器官としての台所の原型とも言えるだろう。そこから「信仰、畏怖の対象としての台所」という視点が出てくる。ギリシアのオリンポス12神のヘスティア、日の庚申様など、台所には「竈神」がおり、古代ゲルマンで

    作ってみました。『ナチスのキッチン』 - HONZ
  • Amazon.co.jp: イギリス近代史講義 (講談社現代新書 2070): 川北稔: 本

    Amazon.co.jp: イギリス近代史講義 (講談社現代新書 2070): 川北稔: 本
  • [書評]ローマ帝国の神々―光はオリエントより (中公新書:小川 英雄): 極東ブログ

    以前は、堀米庸三の「正統と異端」(参照)ではないが、キリスト教の正統とは何かという観点から私は西洋史を見てきた。その観点でローマの宗教も考えていた。だが次第に異教のほうが面白く思えるようになり、また、率直なところキリスト教の教理における正統は正統としても、実態は異教とされてきた諸宗教とそれほど差違はないどころか、異教が独自の変化をして西洋キリスト教になった側面が大きいのではないかという疑念もあり、少し概論的なものを読み直してみようと思うようになった。とりあえず選んだのは、「ローマ帝国の神々―光はオリエントより (小川 英雄)」(参照)である。読みやすく、よくまとまっており、また抑制が利いているので、通説はこのあたりなんだろうということがよくわかる好著だった。 古代ローマ帝国の盛衰は長期に渡り、版図を広げつつ異文化を積極的に取り入れたが、それは当然、人間の交流を伴うものであり、ギリシャ、ペル

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