どこでもドアから現れるドラえもん。開館へ向けて描かれた3階から望んだ屋外広場。右は飲食スペース。(C)藤子プロ 「藤子・F・不二雄ミュージアム」(仮称)の基本計画案を、川崎市が4日発表した。施設整備に向け、市と藤子・F・不二雄プロ、妻の藤本正子さんの間で同日、覚書も締結。名称は仮称をそのまま使う予定で、ドラえもんの誕生日に合わせ11年9月3日の開館を目指す。 基本計画案や覚書によると、同市多摩区長尾2丁目にある生田緑地のボウリング場跡地約5千平方メートルを、市が小田急電鉄から借りて提供。藤子プロなどが10年春から1年かけて鉄筋コンクリート3階建ての建物(延べ床面積約3300平方メートル)を建設し、市へ条件付きで寄付する。藤子プロなどが指定管理者として運営する。 市は緑化や最寄りの3駅に続く歩道の整備、大規模な修繕費用を担う 1、2階に展示室を設け、1階の収蔵庫の原画約5万点から選ん