12日、ソウル大学病院の集中治療室でソン・ウンビンさん(右)が母親のチェ・ミニョンさんにおかゆを食べさせてもらっている。/写真=オ・ジョンチャン記者 5日午後、チェ・ミニョンさん(40)がソウル大学病院子ども病棟の病室で電話を受けた。慶南科学高校からかかってきた電話だった。 「慶南科学高校です。ソン・ウンビンさんが合格しました」 チェさんは受話器を握ったままピョンピョン跳びはね、「ウンビン! 合格したよ! 合格!」と叫んだ。ベッドに横になっていたソン・ウンビンさん(15)はチェさんのうれしそうな姿を見て、「久しぶりにお母さんが笑った」とかすかに微笑んだという。 ウンビンさんは2年前から白血病と闘っている。200日間にわたる抗がん治療、合併症により発生した心臓弁膜症を治療するため心臓の手術まで受けた。このような闘病生活の中で一人コツコツと勉強し、検定試験に合格、そして慶南科学高校にも合