1975年10月から始まったドラマの人気がすごかった。 毎週日曜日20:00~20:54に放送され、友人と外で遊んでいても、この時間に帰るという者が続出であった。まだ、ビデオテープレコーダなどが家庭に存在しない時代であった。 私も観てみるとおもしろいので、やはり嵌まった。 その時代背景として、大学を卒業しても就職難で、とまどいながらも生きることの意味、悩み、喜びなどについて問いかける物語である。 ちなみにその年の流行語を調べてみると、「私つくる人僕食べる人」、「中ピ連」、「ホッカホカだよ、おっかさん」、「世界同時不況」、「総不況時代」、「視界ゼロ」、「共闘なき共存」、「乱塾時代」、「不景気」などが出てきた。やはり不景気な時代だったのであろう。 そんな時代において、等身大の若者たちを描いたこのドラマは、当初予定の放映期間2クール(半年)が、高視聴率を獲得し続けたことで4クール(1年)に延長さ