急速に進化を続ける「生成AI(人工知能)」をいかに活用していくかは、今やあらゆる企業が検討すべき課題の一つだ。生成AIは、幅広い業界や業種に影響を及ぼすのは間違いないが、その中でも生成AIに寄せる期待が大きいのが「ソフトウェア開発」の領域だ。 近年、多くの製造業においてデジタル化が進行しており、ソフトウェア開発に対するニーズも高まっている。一方で、開発を担える人材は慢性的に不足しており、拡大するニーズへ十分に対応できないケースもある。2024年6月に開催された「AWS Summit Japan」では、ソフトウェア開発規模の増大に対応するため、生成AIを活用した「組み込みソフトウェア」開発の効率化に取り組んでいる三菱電機の事例が紹介された。 AI技術に長く取り組む三菱電機は「生成AI」をどう見ているか 「生成AIを活用したソフトウェア開発の効率化」と題するセッションでは、三菱電機の田中昭二氏