【今週のおすすめの一冊 vol.45】編集部が特に「おもしろい!」と注目した料理にまつわる本をピックアップし、気になる中身をダイジェストでお届け。今回は『和食屋がこっそり教えるずるいほどに旨い鶏むねおかず』(主婦の友社)についてご紹介します! 予約の取れない人気和食店「賛否両論」の店主で、テレビ番組出演やレシピ本出版と幅広く活躍する料理人の笠原将弘さん。いろいろな食材に精通する笠原さんですが、実家が焼き鳥屋だった経緯から、鶏肉への知識と腕前は料理人随一です。鶏肉の中でも、最近魅力に取り憑かれ、夢中になっていると語るのが、鶏むね肉。 低カロリーで高たんぱく、そして低価格で人気の鶏むね肉。さまざまな形状に切りわけやすく、焼き物、揚げ物、炒め物と調理のバリエーションの多さも特徴です。ただ、鶏もも肉のようなジューシーさに欠け、イマイチ家族ウケしない欠点も。しかし、笠原さんは「淡白でパサつくイメージ