2024年6月18日のブックマーク (1件)

  • 障碍者の祖母が死んだ

    つい最近父型の祖母が死んだ。子供のころから耳を患っており、音声を介した会話はできず、意思疎通には文字または手話が必要な人だった。 障碍を持っているがゆえに教育機会にも恵まれず、文字コミュニケーションをしても知能の遅れが感じられた。 子をなすことと家事・育児が彼女の成人後の人生の全てだった。彼女にとっては通常の人間が行う様々な所作が重労働であっただろうことは想像に難くない。 彼女は常人に追いつくための努力をしてそれらをこなしていた。そんな、尊敬に値する女性だった。 障碍をもつ祖母を娶った祖父はどのような人間かというと、田舎で運搬を行う低収入の肉体労働従事者であったらしい。彼らは出会い、4人の子を成した。そして祖父は4人目の子が15歳の時に事故で死んだとのことである。 そのなかの3番目の子が私の父であった。父の話によれば、彼が17歳の頃に祖父がトラック事故を起こしたらしい。即死ではなく、大腿部

    障碍者の祖母が死んだ
    andonut146
    andonut146 2024/06/18
    実家の方がマシだったらしい3番目の子である私の父という婿養子、というフィクション。