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ブックマーク / univ-journal.jp (5)

  • なぜ赤い? 春先のコンクリート壁に住む真っ赤なダニの生存戦略を解明

    法政大学と京都大学の研究グループが、春先のコンクリート壁でみつかるカベアナタカラダニの真っ赤な体色の理由を解明した。 春先に発生して梅雨の頃に卵を産み、次の春まで卵で休眠することから、生存活動の中心は春である。コンクリート壁など日当たりの良い場所に生息し、花粉を主要な餌とする。このため、春先の強い紫外線と、輻射熱で40度以上にもなる過酷な環境下で生成される活性酸素による酸化ストレスに耐えることが、最も重要な生存への課題のひとつである。 カベアナタカラダニの派手な赤色の色素を分析したところ、抗酸化作用をもつケトカロテノイドであるアスタキサンチンと3-ヒドロキシエキネノンを多量に含んでいた。特に、アスタキサンチン濃度(334.8 ng/μg protein)は、報告のある甲殻類などの微小節足動物中でも最も高いレベルの値という。同じダニの中でもミカンハダニは、植物の葉上に生息し、強い日光にさらさ

    なぜ赤い? 春先のコンクリート壁に住む真っ赤なダニの生存戦略を解明
    anhelo
    anhelo 2023/01/05
    タカラダニは餌の花粉からアスタキサンチン等抗酸化物質を合成、高濃度蓄積し春先の紫外線~体を守り、体が赤に。派手な赤でも天敵に見つかりやすい訳でない。捕食する蟻等昆虫の多くは赤に対する視細胞持たない
  • 九州大学、ひきこもりの血液バイオマーカーを発見 ひきこもり者の識別も可能に

    九州大学、ひきこもりの血液バイオマーカーを発見 ひきこもり者の識別も可能に 大学ジャーナルオンライン編集部 九州大学の研究チームは、九州大学病院が擁する世界で唯一の「ひきこもり研究外来」で解析を行い、ひきこもり者を特徴づける血中成分を報告した。 研究チームでは、九州大学病院に世界初のひきこもりを専門とするひきこもり研究外来を立ち上げており、今回、ひきこもり者と健常者の血液メタボローム解析を行い比較検証することで、ひきこもり者に特徴的な血中成分(バイオマーカー)を探索した。その結果、ひきこもり者の血中では、健常者と比較してオルニチン、アシルカルニチンが高く、ビリルビン、アルギニンが低いことがわかった。また、男性のひきこもり者においては、血清アルギナーゼが有意に高いことを発見した。 これら血液データと臨床データをもとに、機械学習判別モデルを作成したところ、ひきこもり者と健常者の識別、ひきこも

    九州大学、ひきこもりの血液バイオマーカーを発見 ひきこもり者の識別も可能に
    anhelo
    anhelo 2022/06/11
    ひきこもり者血中で,健常者と比べオルニチン,アシルカルニチン高く,ビリルビン,アルギニン低い。男性ひきこもり者は,血清アルギナーゼが有意に高い。ひきこもり者と健常者の識別,ひきこもり者の重症度予測が高精度で可
  • 電力供給なしにトランジスタの電流を増幅、静岡大学などが成功

    静岡大学の小野行徳教授らのグループは、日電信電話株式会社、北海道大学の研究グループと共同で、電力供給なしにトランジスタの電流を増幅させることに成功した。新たな低消費電力デバイスの開発が期待される。 通常、物質中の電子は、電位の高い場所から低い場所へと移動し、等電位の端子間に電子は流れず電流は生じない。しかし、電子同士の衝突頻度が非常に高い特別な場合には、電子は流体のように振る舞い、近くに強い流れがあると、その流れに沿った新たな流れが生じる。この振る舞いは電子流体と呼ばれ、これまでは、ヒ化ガリウム(GaAs)などの一部の物質で、マイクロメートル以上の大きなスケールでしか観測されなかった。 今回、微細なシリコン内で生じる強電界を利用することにより、ナノメートルスケールのトランジスタにおいて電子流体を実現し、電位がゼロの接地した付加端子から電流を発生させ、これを利用したデバイスにより電流増幅に

    電力供給なしにトランジスタの電流を増幅、静岡大学などが成功
  • 指定国立大学法人に東北、東京、京都の3大学指定

    文部科学省は世界最高水準の教育研究活動を見込める指定国立大学法人に東北大学、東京大学、京都大学の3校を選んだ。3校には研究成果の活用促進に向け、出資対象範囲の拡大など特例が認められる。文科省は国際競争が激化する中、世界の有力大学をしのぐ人材育成と研究成果を3校に期待している。 外部有識者で構成する国立大学法人評価委員会指定国立大学法人部会で書類審査、ヒアリングを進めた結果、3校が選ばれた。東北大学は材料分野や災害科学、未来型医療という強い分野を確実に伸ばし、段階的に新分野を育てる戦略が明確と評価された。 東京大学はわが国のシンクタンクとしてだけでなく、世界が抱える課題に取り組む使命を持ち、取り組みの進展が期待された。京都大学はわが国の人文社会科学を牽引する役割が期待されていると評価された。 指定を外れた4校は将来の指定に向けた指定候補とされ、構想の充実などが要請された。条件が整えば、201

    指定国立大学法人に東北、東京、京都の3大学指定
    anhelo
    anhelo 2017/07/03
    文部科学省は世界最高水準の教育研究活動を見込める指定国立大学法人に東北大学、東京大学、京都大学の3校を選んだ。3校には研究成果の活用促進に向け、出資対象範囲の拡大など特例が認められる
  • 生命のATPエネルギーついに解明 東北大学など

    アデノシン三リン酸(ATP)は生命活動に必要不可欠なエネルギーの担い手だ。細胞内では、ATPがアデノシン二リン酸(ATP)と無機リン酸(Pi)に加水分解されるときに放出されるエネルギーが使われる。今回、東北大学大学院理学研究科高橋英明准教授らの研究グループが、そのATPエネルギーの詳細な分子メカニズムを明らかにした。 今回研究グループは、多数のCPU(コンピュータ中央処理装置)を並列につないで計算するシステムを独自に開発。ATPやADPについて高速の量子力学シミュレーションを可能とした。さらに大阪大学の松林伸幸教授(基礎工学研究科)が開発した高精度高速の水和自由エネルギー計算手法を融合し、水中のATP加水分解反応のエネルギーを高い精度で計算することに成功した。 計算によると、ATPの解離に伴う電子エネルギーの大きな低下と溶質の水和自由エネルギーの大きな上昇が、水という媒体の中で相互に精妙に

    生命のATPエネルギーついに解明 東北大学など
    anhelo
    anhelo 2017/04/02
    ATPの解離に伴う電子エネルギーの大きな低下と溶質の水和自由エネルギーの大きな上昇が、水媒体中で相互に精妙にキャンセル。結果加水分解自由エネルギーがATPのイオン価数によらずほぼ一定となる微視的メカニズ初解明
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