カネゴンは実は音楽そのものより、音楽をダシにして全然関係ないことを書いたりするこういう文章が好きでたまらなかったりするのだけど、それはもしかすると大昔のロッキングオンの悪影響だったのかもしれないと今にして思ったりする【いつまでたってもおれカネゴン】。 当時のロッキングオンで今でも覚えている「走り屋川口」の話: 私の知人で、「走り屋川口」と異名を取る男がいた。彼は公道レースに血道を上げていて、埼玉の峠を来る日も来る日もバイクで攻めまくっていた。 あるとき、非常に難易度の高い峠のコーナーをどちらが果敢に攻められるかという競争をすることになり、走り屋川口は燃えた。 いよいよ当日の夜。峠の両脇にはずらりとギャラリーが並んでいる。彼の弟も応援している。川口と競争相手は互いに一歩も譲らぬ覚悟で峠のそのコーナーのインコースを目指して突っ走る。 そのとき悲劇は起こった。彼のバイクが一瞬バランスを崩したかと