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靖国に関するannoncitaのブックマーク (31)

  • asahi.com(朝日新聞社):靖国合祀の取り消し認めず 那覇地裁が遺族の訴え棄却 - 社会

    沖縄戦などで死亡した肉親が靖国神社に無断で合祀(ごうし)され、「追悼の自由」が侵されたとして、沖縄県内の遺族が靖国神社と国に合祀取りやめと慰謝料を求めた訴訟で、那覇地裁は26日、遺族の請求を退ける判決を言い渡した。平田直人裁判長は「法的救済を求めることができる権利が侵害されたと認めることはできない」とした。  原告はいずれも70代の男性5人。肉親計10人の合祀について2008年に提訴した。沖縄戦で、ひめゆり学徒隊に動員された17歳の女生徒や、国に「戦闘参加者」とみなされた2歳の幼児を含む一般住民6人が含まれる。  原告は戦争の犠牲になった肉親が、軍国主義の象徴だった靖国神社に無断で合祀され、「家族の結びつきに基づく追悼の自由を侵された」と主張。神社が管理する「祭神簿(さいじんぼ)」などから氏名を消すように求めた。  国は多くの一般住民が戦闘に巻き込まれた沖縄戦の経緯をふまえ、「戦闘参加者」

  • ケーサツだって抗議の「内容」を踏まえてるのに - apesnotmonkeysの日記

    やれやれ、単語に反応するだけで「どういう立ち位置から、誰に向けて語られたものか」という基的なことすら押さえてないやつにはほんとうんざり。「自衛するなというのかキリッ!」とそっくりだな。 http://d.hatena.ne.jp/meiwakoko/20091231 このエントリを“マイノリティの抗議運動に対する戦術指南”であるかのように読んじゃうって、バカでしょ。端的に言って。 高金素梅氏のケースに限って言えば警察も簡単には手を出さないだろうけど(そもそももう一方の当事者たる靖国神社は告訴・告発者じゃないんだし)、一般論として言えば警察はばっちりマイノリティの抗議行動を取り締まっとるわけですよ。ビラ配って逮捕とか、車庫飛ばしで逮捕、とかね。ところがビラ配りの件にせよ、映画館に抗議した右翼が車庫飛ばしでパクられた件にせよ、公安がでばって来とるわけです。杉並区の反戦落書きのケースだって2日

    ケーサツだって抗議の「内容」を踏まえてるのに - apesnotmonkeysの日記
  • マジョリティにとって「黙殺しさえすれば勝ち」という状況でマイノリティにヌルい抗議しか許さないのは現状追認と同じ - apesnotmonkeysの日記

    はてなブックマーク - 台湾女性議員を告訴へ 靖国神社で過激デモ:産経関西(産経新聞大阪社公式ニュースサイト) この件については右派からの高金素梅氏に対する誹謗が出てくるのは当然として、「抗議するのはいいけどやり方がね」という“良識的”な反応が予想される。だが同じ論法が例えば在特会についても使われたことに留意しなければならない。植民地主義の残滓(しかし当に残滓と言ってよいのか?)に対する抗議と排外主義とを等価なものとしてしまうような観点は断固として拒否しなければならない。 ある種の議論においては、多様な見解が存在すること自体に価値を認めることができる。そのような議論において各論者はもちろん自説の正当性をアピールし支持者を増やすことを目指すだろうが、異論の持ち主がいなくなることを目指すわけではない。例えば、私は新自由主義者がこの世からいなくなることを望まない。しかし差別や排外主義や歴史

    マジョリティにとって「黙殺しさえすれば勝ち」という状況でマイノリティにヌルい抗議しか許さないのは現状追認と同じ - apesnotmonkeysの日記
  • 「合祀」関連訴訟判決例 - Apeman’s diary

    遺族が靖国神社や護国神社への「合祀」の取り消しなどを求めて訴訟を起こした訴訟の判決より、ここで問題にしたい論点に関わる部分のみをクリップ。 昭和57(オ)902 最高裁判所大法廷 「自衛隊らによる合祀手続の取消等」 私人相互間において憲法二〇条一項前段及び同条二項によって保障される信教の自由の侵害があり、その態様、程度が社会的に許容し得る限度を超えるときは、場合によっては、私的自治に対する一般的制限規定である民法一条、九〇条や不法行為に関する諸規定等の適切な運用によって、法的保護が図られるべきである(最高裁昭和四三年(オ)第九三二号同四八年一二月一二日大法廷判決・民集二七巻一一号一五三六頁参照)。しかし、人が自己の信仰生活の静謐を他者の宗教上の行為によって害されたとし、そのことに不快の感情を持ち、そのようなことがないよう望むことのあるのは、その心情として当然であるとしても、かかる宗教上の感

    「合祀」関連訴訟判決例 - Apeman’s diary
  • 西村真悟らが高金素梅・立法委員を告訴・告発(追記あり) - Apeman’s diary

    産経関西 2009年12月23日 「台湾女性議員を告訴へ 靖国神社で過激デモ」(魚拓) 靖国神社(東京都千代田区)で今夏、デモ隊を組織して過激な抗議活動を繰り広げた台湾の高金素梅・立法委員(国会議員)に対し、旧日軍人や元衆院議員ら4人が、礼拝所不敬や説教等妨害、威力業務妨害、傷害などの罪で28日に東京地検に告訴・告発する。代理人弁護士は「国のために尊い命をささげた戦没者に崇敬の念を抱く日人の宗教的感情を侵害した不敬行為だ」としている。 告訴・告発するのは、旧日軍人で特務機関員を務めた門脇朝秀氏(95)のほか、元衆院議員、西村真悟氏▽元大阪府八尾市議、三宅博氏▽東京都議、古賀俊昭氏。 代理人の弁護士は沖縄「集団自決」訴訟(大江・岩浪訴訟)などでおなじみの徳永信一弁護士。靖国神社の「合祀」をめぐる問題についてはいくつか確認したうえで改めてエントリを書きます。また「表現の自由」との関連で

    西村真悟らが高金素梅・立法委員を告訴・告発(追記あり) - Apeman’s diary
  • 谷垣氏、秋季例大祭の靖国神社を参拝 自民総裁では3年2カ月ぶり - MSN産経ニュース

    自民党の谷垣禎一総裁は19日、秋季例大祭が行われている東京・九段の靖国神社を参拝した。参拝の理由について「この前の戦争に限らず、日の近代史の中で亡くなった方の霊を慰める気持ちだ」と述べた。 また、鳩山由紀夫首相が意欲を示す国立追悼施設の建設には「『戦死したら靖国にまつられるんだ』と思って亡くなった方がたくさんいる。その重みはある」と反対の考えを示した。 自民党総裁の靖国参拝は平成18年8月の小泉純一郎首相(当時)以来3年2カ月ぶり。谷垣氏は同年9月の総裁選では首相に就任した場合は参拝を自粛すると表明していた。

  • どんな顔で頼みに行ったのだろうか - Apeman’s diary

    朝日新聞(大阪社)夕刊の連載「ニッポン 人・脈・記」が昨日(15日)から「お殿様はいま」といういやらしい章にはいっているのだが、そこに次のようなエピソードが記されている。会津松平家の第13代当主、松平保定(もりさだ)氏(83)が職場を定年退職後、「人柄を見込まれ」て「靖国神社の宮司に」という打診があった。辞退したが重ねての要請。3ヶ月考えて最終的に断った。 「薩長がまつられ、賊軍とされた会津の戦死者がまつられていないのに、会津人としてお受けするわけにはまいりません」 ちなみにA級戦犯の合祀に踏み切った松平永芳宮司は越前松平家の末裔。一方の当事者の証言の断片的な引用を鵜呑みにするわけにはいかないけれども、もし当であればどのような意図で打診したのか、非常に興味深い。かつての「賊軍」を「英霊」として統合しようという野心的な目論見があったのか、それとも単に無神経だったのか・・・。 追記:記事が

    どんな顔で頼みに行ったのだろうか - Apeman’s diary
  • 【主張】靖国神社参拝 指導者の務めはどうした - MSN産経ニュース

    麻生太郎首相が終戦記念日の8月15日に靖国神社を参拝しない意向を示唆した。その理由を「(靖国神社は)最も政治やマスコミの騒ぎから遠くに置かれてしかるべきものだ。もっと静かに祈る場所だ」と述べている。意とすれば、いささか残念である。 麻生氏はかねて、靖国神社の非宗教法人化を主張していた。だが、それとは別に、麻生氏は現在の宗教法人としての靖国神社にも敬意を表し、平成17年に外相になる前は春秋の例大祭に参拝していた。首相になってからも、例大祭に真榊(まさかき)を奉納し、戦没者に哀悼の意を捧(ささ)げてきた。それはそれとして評価されるべきだ。 だが、さらに踏み込み、麻生首相が8月15日に靖国神社を参拝することを期待していた遺族や国民は多かったはずだ。靖国神社にまつられている戦死者は、私事でなく、国のために尊い命を捧げた人たちである。首相が国民を代表して慰霊することは国の指導者としての務めだと思わ

    annoncita
    annoncita 2009/08/12
    「理由を「(靖国神社は)最も政治やマスコミの騒ぎから遠くに置かれてしかるべきものだ。もっと静かに祈る場所だ」と述べている」
  • 47NEWS(よんななニュース)

    サッカーJ1・アルビレックス新潟]今季初連勝で一気に浮上だ!8月17日アウェー福岡戦 先制できれば「負ける相手ではない」とMF秋山裕紀…堅守をこじ開けろ!

    47NEWS(よんななニュース)
  • 好きな人だけどうぞ - 美徳の不幸 part 2

    自分の肉親(父や兄)が靖国神社に勝手に祀られていることが耐え難いという訴えは、残念ながら予想通り敗訴となった。殉職自衛官護国神社合祀訴訟から、こういう流れは変化しないんだよなあ。 僕は前々から言っているが、靖国が好きな人、あそこに自分の肉親が祀られていると思い、それを誇らしく思う人の「自由」は当然ながら認める。でも、みんながみんなそうじゃないって事くらいいい加減そろそろ認めても良いと思う。「好きな人だけどうぞ」という、普通の宗教法人に靖国は脱皮するべき。「民営化」されて、60年以上経っているんだから。そうしたら、こういう訴えに靖国も煩わされなくて済むのにね。 そして、靖国に祀られる人がほとんど増えず、参拝者もそれに従って減少していくというのが「美しい姿」だろう。建物を縮小とかは無理でも、数十年後、もしくは百年後くらいに靖国神社の職員は半減しているくらいが、日全体にとっては望ましいよね(要

    好きな人だけどうぞ - 美徳の不幸 part 2
    annoncita
    annoncita 2009/02/27
    靖国側との温度差
  • 「戦後日本、迷い惑いてどこへいく?」2008年8月15日靖国神社参拝記(1) - 土曜の夜、牛と吼える。青瓢箪。

    かなり遅くなってしまった。 こうなったのは、アレなところから抗議が来たわけでも、新しい風が吹いたり吹かなかったりするところが文句つけてきたわけでもなく、ひとえに私の「こころのもんだい」であり、それ以上でもそれ以下でもない。 周回遅れ、出し遅れの証文もいいとこだが、週刊朝日の何処見てんだかわからんルポよりも、あの日なにが起きたかには忠実であると思ったり思わなかったり。 ◆朝9時から10:30頃にかけて パラパラと頭の上で響くヘリの音で目が覚めた。 朝8時に出発しようと思っていたのだが既に10時近い。大慌てで支度をし、家を飛び出る。タクシーを捕まえてなんとか国民集会には間に合わせることが出来た。 なぜ寝坊したのか考えてみると、家の周辺がうるさくなかったことを思い出した。つまり去年までは靖国からかなり距離がある我が家の方にまで街宣車がジャンジャンジャガイモサツマイモと威勢のいい騒音とともにやって

    「戦後日本、迷い惑いてどこへいく?」2008年8月15日靖国神社参拝記(1) - 土曜の夜、牛と吼える。青瓢箪。
  • ビッテル神父 - ホドロフスキの記録帳

    以前のエントリーでも扱いましたが、靖国神社を救ったとされるブルノー・ビッテル神父に関して、元ネタとそれを引用したと思われる文章を集めてみました。 [追記:20080905]靖国神社と日人(小堀桂一郎)、別冊正論座談会、戦争を知らない人のための靖国問題(上坂冬子)を追記しました。 元ネタは1973年に朝日ソノラマから出版された 『マッカーサーの涙―ブルノー・ビッテル神父にきく』 P117-119 ・・・・・・ ビッテル神父は、マ元帥配下の将校たちの単純な発想は、護国神社が全廃されればキリスト教会の発展は容易になるから、キリスト教会は喜ぶだろうという確信にあり、マ元帥とウイロビーはそれを逆用して、キリスト教会の答申によって決定するという条件を出したにちがいないと推察していた。 その線にそって、バーン師ほか数人の神父たちと意見を交わし、同意を求めた。出席者は少数だったが、みなそれまで各派の意見

    ビッテル神父 - ホドロフスキの記録帳
    annoncita
    annoncita 2008/08/27
    あの部分(「拝すべきは国家神道云々」)は省略引用が多かったのですか。カトリックもダークサイドはたんとあった。そういう汚点はしっかり認識しておくことは大事だと思うんだけど(老婆心ながら)。
  • ふしぎですね2 - おこじょの日記

    id:maangieさんとid:annoncitaさんからコメントをいただきありがとうございました。ご指摘いただいた点、たとえば観光地の教会を信者でないものが訪れる場合とか、違う宗教のお葬式や結婚式に出席することについては、ワタスもあたり前のことだと思います。そうしないと社会生活が成り立ちませんからね。 でも、靖国神社に参拝するというのはなんか違う感じがするんですよね。ご紹介いただいた方のブログを拝見しましたが、上智大の教授の疑問とまったく同じこと(宗教的矛盾)を感じました。 ブログ主さんは、キリスト教の神と神道はまったくべつもので矛盾は感じないとかかれてますが、当にそうなのでしょうか。もしまったく矛盾を感じてないなら、わざわざプロテスタントの人や外国のカトリック教徒も来ているなんて言わなくてもいいのではないでしょうか。むしろ、この方は戦死して靖国に祭られた人の魂が靖国にあると「信じて」

    ふしぎですね2 - おこじょの日記
    annoncita
    annoncita 2008/08/24
    文章下手で、うまく伝えられたか不安ですが…
  • ふしぎですね - おこじょの日記

    なんだかんだと忙しくしていたらすっかりごぶさたに。 ところでなんかすげーもんをみつけたんだけど、これって有名な話なの? カトリック信者でまとまって靖国神社に参拝って、変じゃね?キリスト教的には「異端の神」を拝んでることになるんではないのですか。しかも西村眞吾議員もカトリック信者だったなんて… http://blog.livedoor.jp/kasahara_7524/archives/51283771.html

    ふしぎですね - おこじょの日記
    annoncita
    annoncita 2008/08/22
    カトリック信徒で戦死者遺族もいらっしゃるし、「先祖の墓参り」として行かれる方も多いです。戦死者慰霊の施設として訪問される海外の神父さんも多い。
  • 「戦争」と「靖国」を巡る徒然  - あんとに庵◆備忘録

    先日uumin3さんのエントリで靖国話した。 ○uumin3の日記 http://d.hatena.ne.jp/uumin3/20080815#p1 ■[靖国] 冷めたじゃがいも 実際、ただの一宗教法人のことに対して日中韓のメディアが空騒ぎをしていたのが、ようやく通常の状態に戻ってきたという感じでしょうか。賛成派も反対派も(後者は特に)靖国神社に対して象徴的な意味を与えすぎていただけなのだと私には思えます。 激しく同意。 靖国に関して、中国様や韓国様が文句つけてきた時点で激しく嫌悪したわたくしであったが、昨今はナチがウヨウヨしていてそっちに嫌悪してしまう。どちらもイデオロギーの道具として「靖国」を捉えているのがなによりも嫌であった。 わたくしの世代は親父世代が戦中教育を受けた世代であり、また祖母の世代は戦争に行った人が多い世代である。祖母は戦争というとまず「日清戦争」とか「日露戦争」を想像

    「戦争」と「靖国」を巡る徒然  - あんとに庵◆備忘録
    annoncita
    annoncita 2008/08/17
    「左右のイデオロギー的なものが無くなっても、ここは静かな場に戻るだけで、ずっとそこにあり続けるんだろうし。神道的なるものというのはそういうモノだと思う。」
  • しみじみと絶望する - 土曜の夜、牛と吼える。青瓢箪。

    「彼ら」は建前上でも英霊などという言葉を使わなくなった。 英霊が望むのは中国の打倒という思考回路がもうすでに私にはわからない。 そしてそういう人たちをある意味頼り排除できず、野放しにして「護られて」いる靖国神社。 私はそれにしみじみ絶望したのだ。 私が今回得た啓示は中国へ帰れ!とどつかれている日人をとめるため警察を呼んだとき、どうしたのとおっさんに聞かれた。事情を話すと「そりゃかわいそうだけど、いうこときかないんじゃ殴られてもしょうがないよね」というものだった。もうきっと、そのとおりになっていくんだろうな。 外人たちの見世物にされ、右翼にあらされ、中国打倒と関係のない言葉で飾り立てられる姿は痛ましすぎて、泣けてくる。もう私は靖国へはいかないかもしれない。私の絶望はそれほど深い。

    しみじみと絶望する - 土曜の夜、牛と吼える。青瓢箪。
    annoncita
    annoncita 2008/08/16
    悲しい。
  • http://subaru.shueisha.co.jp/html/person/p0101_f.html

    annoncita
    annoncita 2008/05/27
    資料
  • 「【戯言戯画】「靖国 YASUKUNI」 職人を舞台回し…表現以前の問題」本・アート‐書評ニュース:イザ!

    「虚構を用いずに記録に基づいてつくったもの。記録文学・記録映画の類」-。手元の辞書にそう書いてあったから、この映画の枕詞(まくらことば)に「ドキュメンタリー」とつけるのはやめよう。上映する、しない、が論議を呼んだ「靖国 YASUKUNI」だ。表現の自由や公費助成の是非などの話はひとまず置こう。作品以外の部分が注目されすぎて気の毒な気も…。観(み)てみるか。  拍子抜け。延々と映し出されるのはどこかでみたような「靖国」。で、日兵が刀で捕虜を斬(き)る(とされる)疑惑の写真で畳みかけるエンディングって…。この映画、プロパガンダの作り方入門だっけ。  それでも、観てよかった。刀匠、刈谷直治さんの存在を知ることができたから。  インタビュアーは、いろいろと質問を投げかけるけど、ちっとも噛(か)み合わない。刀匠は笑みを浮かべ、黙りこむ。沈黙の場面がひたすら続く。仕方ないだろう。いい刀を鍛えることだ

  • 想像力の自由 - 電氣アジール日録 - 球児の墓にユニフォームで参拝するのは異常か?

    ここしばらく仕事が詰まっていたので今さらになったが、映画『靖国 YASUKUNI』を観に行ってきた感想。 まず冒頭、軍服を着て靖国神社に参拝し、金切り声を上げる老いた元軍人の一群が登場する。作品ではこの手の実録映像が結構あり、「街宣右翼は愛国者のイメージ悪化を狙った反日勢力の自作自演」という説を信じたがっているような手合いは、こういう実録映像が流されることを侮辱的に受け止め、逆に、そういうネトウヨを嘲笑する人間は、コスプレ右翼の珍妙さがよく描かれていると喜ぶようである。 しかし、これが愛国者を愚弄する映像であるかは、解釈と想像力の持ち方次第だろう。 わたしは、モナーやギコの描かれたTシャツを着て靖国神社に参拝する若人はイタい奴にしか見えないが、物の元軍人が軍服を着て元戦友の墓に参ったりそこで軍隊ラッパを吹き鳴らすことがとくに異常な行為とは思えない。たとえばの話、元高校球児の墓に、元チ

    想像力の自由 - 電氣アジール日録 - 球児の墓にユニフォームで参拝するのは異常か?
  • 『靖国 YASUKUNI』 - Apes! Not Monkeys!

    この映画を単純な「反日映画」として観るためには相当な認知の歪み(あるいは映画そのものに決して正面から向き合うまい、という堅い意思)が必要だな、というのが第一印象。靖国翼賛映画でなければそれは反日映画だというのであれば、そう考える人間の「日」概念が歪んでいるというだけのはなし。パンフレットに収録された対談によれば、東京は李監督にとってすでに「一番長く住んでいる場所」になってしまっているとのことだが、別館の方でも以前に書いたように、皿洗いなどから始めて長年日で生活し映画をつくってきた人間が日への憎悪のみで貫かれた映画を撮るなどといったことは、もともと蓋然性としてまずありそうにないことであるわけだ。別の言い方をすると、「何の先入見もなくこの映画を見た人間が、首相の靖国参拝に反対したくなるよう誘導される」映画にはとても見えなかった、ということ。公開前にあのような形で話題になってしまったため、