スタンフォード大学の研究によれば、脳の前帯状皮質を弱い電流で刺激することで、困難を乗り越えるためのやる気を起すことができるのだそうだ(論文アブストラクト、 Business Insider Australiaの記事、 本家/.)。 被験者となったのは2名のてんかん患者。発作の原因を調べるため、2人の脳には既に電極が埋め込まれていたとのこと。2人の前帯状皮質に弱い電流を流したところ、心拍数が上昇して首または胸部に刺激を感じ、「試練の予感と、その試練を乗り越えるための強いやる気」を感じたとのこと。前帯状皮質は、エラー検出や予測、集中力、動機付け、情動反応などに関わるとされている。 研究チームが以前行った実験では、前帯状皮質を損傷したラットがあきらめやすくなるという結果が出ている。餌にたどり着くためには障害物を乗り越えなくてはならないのだが、前帯状皮質を損傷したラットは、損傷していないラットより