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2012年4月8日のブックマーク (1件)

  • 「お客様は神様」なんかじゃない

    爆弾低気圧が襲来したあの日、私が利用している路線にも混乱が生じた。若干の遅延と間引き運転。豪雨と強風の中、その程度で済んでいるほうが私には奇跡に思えたが、そう思わない人たちもいたようだ。彼らは駅員に詰め寄って吊るし上げ、謝罪させていた。どう見ても無意味な行動だった。 戦後登場したあまたの流行語の中でも最悪だったのが、「お客様は神様です」だったと思う。もともとこの言葉は、三波春夫が「雑念を払い、心をまっさらにして芸を見せる」ために観客を絶対者=神と見立てて発した言葉だったと聞く。しかしいつのまにか勝手に解釈され、変質した。 「お客様は神様です」について(三波春夫オフィシャルサイト) 三波春夫にとっての「お客様」とは、聴衆・オーディエンスのことです。客席にいらっしゃるお客様とステージに立つ演者、という形の中から生まれたフレーズです。三波が言う「お客様」は、商店や飲店などのお客様のことではない

    「お客様は神様」なんかじゃない