12/14(月) 10:00 東スポWeb 広島・黒田が強調した〝投げ込みの効用〟をマエケンは否定 【球界平成裏面史・広島編(3)】平成28年(2016年)、25年ぶりの優勝の原動力となった黒田博樹は、広島最後の〝投げ込み・完投世代〟だった。黒田自身、現役時代にはっきりとこう語っている。 「僕がプロに入ったころ(平成9年)は投げ込み全盛時代でしたからね。キャンプで200球以上投げるのは普通のこと。それがいいか悪いかは別にして、そういう練習の積み重ねで、体に負担のかからないフォームが自然に出来上がった」 投げ込んだかいあってか、黒田は大リーグに移籍する平成19年までの11年間で、リーグ最多完投を6度記録した。現監督の佐々岡真司も現役時代から一貫して投げ込みの効用を強調している。 「100球ぐらいなら上半身だけの〝手投げ〟でなんぼでも投げられるでしょう。しかし、200球を過ぎたら下半身を使わな