野手の守備力をデータから分析し評価する “1.02 FIELDING AWARDS 2020”遊撃手部門 球場によってゴロの処理しやすさには違いがあるようだ。 平均的なチームが平均的な球場で試合するとゴロアウト%は73%になるが、このデータを元に計算すると、ナゴヤドームではこれが75%まで上がり、マツダスタジアムでは71%まで下がることになる。 75%、71%という字面だけ見るとあまり差がないように思えるが、これは打者視点から見るとゴロを打った時の出塁率がおよそ.250から.290まで変動するということである。かなり大きな差と言えるのではないだろうか。 サーフェスとの対応を見ると、天然芝・黒土の球場はゴロをアウトにしにくい一方、人工芝の球場はゴロをアウトにしやすい傾向が確認できる。しかし、人工芝でもゴロをアウトにしにくい球場もあり、人工芝も種類によって特性が異なるようだ。 これは人工芝を変