3選を決めバンザイ三唱する北川嗣雄氏(中央)=羽曳野市で2012年7月1日午後10時42分、山下貴史撮影 任期満了に伴う大阪府羽曳野市長選が1日投開票され、現職の北川嗣雄氏(69)=民主、自民推薦=が、元市職員の麻野佳秀氏(62)=大阪維新の会羽曳野支部推薦=と、元市職員の宇山鉄雄氏(65)=共産推薦=を破り、3選を果たした。橋下徹・大阪市長が代表を務める維新の会系の候補は、府内の首長選で初の落選となった。幹部の応援入りはなかったが、維新の勢いに影響を与える可能性もある。投票率は43.25%。 昨年の府知事選で、維新公認の松井一郎知事に対抗した倉田薫・元同府池田市長を北川氏が応援したため、維新の地元府議らが「協調できない」と麻野氏を擁立。教育基本条例の制定など維新の政策を前面に打ち出したが、及ばなかった。麻野氏は「1カ月しか準備期間がなく、十分広がらなかった。私の責任であり、維新の風が弱ま