鹿児島県阿久根市の竹原信一市長の解職請求(リコール)運動で、市選管は5日、市民団体「阿久根市長リコール委員会」が提出した署名簿の審査を終え、有効署名を1万197人分と発表した。住民投票実施に必要な有権者(9月2日現在1万9936人)の3分の1(6646人)を上回り、有権者の半数を超えた。署名総数は1万407人だったが、重複分などを除いた。 市選管は6~12日、署名簿を公開し、異議申し出があれば審査した後、有効署名数を確定する。早ければ11月中に竹原市長の解職の是非を問う住民投票が実施される見通しで、有効投票の過半数が解職に賛成すれば、市長は失職する。 有効署名数が1万を超えたことにリコール委の川原慎一委員長は「自信と責任を感じる。市民の力だ。住民投票で圧倒的な数字で勝ちたい」と話した。 市長が失職した場合の出直し市長選に、竹原市長は既に出馬の意向を表明。リコール委も同会監事で自営業、西平良