藤井裕久前財務相の辞任と民主党の小沢一郎幹事長に対する東京地検特捜部の事情聴取問題で鳩山政権が揺れた1週間だった。通常国会召集日の18日まで、あと10日足らずに迫る中、なかなか足元が安定しない鳩山政権だが、政権との対決姿勢を示す自民党もふらついている。 自民党復活の糸口がつかめない党執行部のありさまに業を煮やしたのがこの人、世論調査で「日本の首相に一番ふさわしい人」を問うと自民党内でもっとも支持を集める舛添要一前厚生労働相である。 舛添氏は昨年末の講演に引き続き、1月5日も記者団を前に党を大批判した。 「古い自民党を再生しても仕方がない。これは歴史的役割を終わっているわけですから」