ブラジルおやじジョアン・ボスコとキューバンジャズピアニスト、ゴンサロ・ルバルカバのライブを見に行ってきた。会場はうちから車で40分ほどの距離にある工場地帯の街。町内会の講堂のようなホールに、観客は200人ほどで満員。ジャズというと背広にイブニングドレスを着てしまうドイツ人と、胸をこれでもかとぎりぎりまでさらけだしたボスコ目当ての華やかなブラジル人女性たち、ラテン音楽クラブ系であろうよれよれした若者が交じり合うつりあいのまったくとれていない観客一同で、これまた見ものだった。 すでに満席だったので壁際にたっていたら、研究所の人間が結構いて、お、なんだお前もきたのか、と始まる前から酒盛り状態。しかもみな椅子に座れぬものだから結局10人近くで最前列の前の床に座り込んで車座ビール。並んでいる顔は、イタリア人、コスタリカ人、スイス人、スペイン人二人、ポルトガル人、フランス人二人。続けて手持ち無沙汰に立