あまり他人事議論ばかりでも何ですので、一つ道徳教育(名称は何でもいいです)に提言をしてみます。今これは絶対に必要だというもの、それはメタ教育の重視です。 初等教育の時期は「教育を受けることを学ぶ(教育される)」というメタな構造を内部に持っています。そこではまず家族を離れた集団に馴染み、基本的な社会性をつけ、指導者を信頼し、そこから学ぶという基本姿勢・態度を習得するようになっているのです。私はこの「メタ教育」の側面が蔑ろにされていることが現状の問題を生んでいるように思えます。それを担うべき家庭と学校の両者は、あまりにもそれに無自覚です。 (メタ教育を考えてみる) というようなことを一昨年に何度か書いておりました。ちょうど、フランスの改革された公民教育でも「学校の意味、教師を尊重することの意味を示すこと。また、学校での生活規則、礼儀作法、自己と他者の尊重など社会化を目的とすること」というのが初