技術の進歩と低価格化により、ドローン(無人航空機)が普及しつつある。その用途も、いまや空撮のみならず監視や運搬、さらには災害救助まで、様々な分野へと広がりを見せており、私たちの生活をより便利にしてくれる存在として期待されているのだ。しかし、「戦争は発明の母」という言葉もあるように、ドローンの研究・開発もまた、本来は軍事目的で始まったものである。アメリカ軍は、すでに100年近く前から運用していたとの指摘もあるほどだ。ドローンの最先端技術と未来を知るためには、何よりも軍事研究に注目しなければならない。 そして今月14日、アメリカ海軍が最新のドローン技術に関して実に興味深い発表を行った。未来の戦場におけるドローン活用法とは、一体どのようなものなのか? 詳細についてお伝えしよう。 ■ドローンを大量発生させる装置!? アメリカ海軍研究局(ONR)が公開した資料によると、未来の軍事ドローンシステムの名