JR九州は2022年9月のダイヤ改正で、福岡都市圏の鹿児島線で初めて、朝夕のラッシュ時の減便に踏み切り、編成車両の削減も進めた。西日本新聞「あなたの特命取材班」が同年10月からウェブページで意見を募ると、乗客ら千人以上から「これまでにない混雑で疲れ果てる」「乗り降りに時間がかかり、列車が遅延する」などの苦情が寄せられ、それは現在も続いている。 (水山真人、仲山美葵) 【関連】なぜ見解違う?JR九州「混雑率は改善」 「乗客がコロナ前の9割程度に落ち込み、元に戻らないと判断した」。JR九州は今回のダイヤ改正の理由をこう説明する。 例えば、最も混雑する博多駅(福岡市博多区)の平日朝のラッシュ時(午前7時15分~8時45分)に到着する快速と普通列車だと31本から26本に減った。車両総数でみると、244両から14%減の210両となった。 取材班は22年10月から、ダイヤ改正の意見を募るアンケートを実