~短歌Bookmarks~ 短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。 毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。 短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。 ~~~ 【椿】つば-き(名) 葉は楕円形で光沢ある常緑木。春に鮮紅・淡紅・白色などの一重や八重の花を開く。 くれないの椿がひとつ三つ四つ落ちて笑いて天を仰ぐも (道浦母都子) 出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研 《歌人紹介》 道浦 母都子(みちうら もとこ) 1947- 昭和後期-平成時代の歌人。 昭和22年9月9日生まれ。早大在学中に近藤芳美に師事し,のち「未来」同人,編集委員。昭和56年学園闘争をテーマにした「無援の抒情」で現代歌人協会賞。作歌のほか評論,小説やエッセイも手がける。和歌山県出身。著作に歌集「ゆうすげ」「風の婚」「夕駅」,エッセイ「乳房のうたの系譜」,小説「花降り」な