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研究に関するarcade00fire01のブックマーク (411)

  • nihuINT-人間文化研究機構(統合検索システム)

    nihuINT (Integrated Retrieval System) | National Institutes for the Humanities

  • 基本の30冊、平川南『律令国郡里制の実像』: 保立道久の研究雑記

    平川南『律令国郡里制の実情』(上下、吉川弘文館、2014年) 著者は、東北の多賀城の研究所にいたとき、漆桶の蓋紙に使われた奈良時代の反故紙が漆でコーティングされ、赤外線ビデオで透視すれば文字が読めるのを発見した。木簡に次ぐ、発掘文字史料の登場である。これは古代史研究のあり方を大きく変えた。つまり、従来の古代史研究は中央集権というイメージの下に、おもに法制史料を中心に進められ、そのため、国家の地方支配も「国・郡・里(郷)」という地方制度の形式的な枠組にそって論じられてきた。それに対して、著者は、考古学者と協同して、発掘された地域史料を中心に問題を組み立ててきた。書は、書名が示す通り、古代の「律令国郡里制」の形式的な制度研究に対して、その「実像」をはっきりと対置したものである。 まず最初に取り上げられるのは、七道の制度である。そこでは、諸国の国名の語義が抜的に見直される。国名は、ヤマトの支

    基本の30冊、平川南『律令国郡里制の実像』: 保立道久の研究雑記
  • 手鑑「毫戦」 - ときかぬ記

    2015-04-17 手鑑「毫戦」 現在、東博館第3室に手鑑「毫戦」(東博蔵)が展示されています(2015年5月17日まで)。この手鑑について私はほとんど知らなかったのですが、有名な古筆切が多く、興味深く拝見しました。しかし、キャプションではこの手鑑について 品は全体的に、貼付された古筆切の質が高く、名筆を多く含み、状態も良好である。 とほとんど中身がありません。また詳しく書かれた文献も見つけることができませんでした。とりあえず色々検索してみた結果おぼろげにわかったことは次の通りです。収録断簡の配列についてはC0093972 古筆手鑑_毫戦 - 東京国立博物館 画像検索から、表は聖武天皇の大聖武、光明皇后の蝶鳥下絵経切に始まり、また裏は聖徳太子の太秦類切から始まることが分かります。収録枚数は、収蔵品の整備と次代への継承 - 国立文化財機構に 「古筆手鑑 毫戦帖」(書跡)は、奈良時代から

    手鑑「毫戦」 - ときかぬ記
  • 「漢検」主催の公募論文に8年ぶりの最優秀受賞 京大医学部生が輝く

    漢字能力検定協会(京都市下京区)が3月、京都大学医学部医学科の5回生・西嶋佑太郎さんの論文を「漢字文化研究奨励賞」最優秀賞に選出し、同26日、授賞式を行った。 同賞は漢字文化に関わる分野の研究や調査に対して授与する賞で、今年で9年目。最優秀賞は初回以来「該当無し」が続いており、8年ぶりに受賞者が出た。医学部出身の受賞者は今回が初めて。 西嶋さんの論文のタイトルは、「日語医学用語の読みの多様性と標準化-楔(くさび)字を例に-」。論文では、医学用語の読み方が学科や専門によって異なる読み方をすることに着目。例えば「楔入圧」は、「せつにゅう」「きつにゅう」「けつにゅう」など、テキストによって異なる読み仮名が振ってあるという。論文ではこれまでの標準化への取り組みや、標準化が難しい現状とその背景についても触れる。選考委員からは、「医学界における用字用語の整理に関する重要な提言」「これ以上望めない完成

    「漢検」主催の公募論文に8年ぶりの最優秀受賞 京大医学部生が輝く
  • ブックレット『文学部の逆襲』: 忘却散人ブログ

    わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 2014年3月に名古屋大学で行われた公開シンポジウム「文学部の逆襲」が、ブックレットとなって登場した。 塩村耕編『文学部の逆襲』(風媒社、2015年3月、800円)。これ、どうか書店に平積みで置いてほしい。 1 人文学の活性化のために考えておくべきこと 多田一臣 2 サンスクリット古典学からの提案 和田壽弘 3 「廃墟」としての人文学 木俣元一 いずれも、「文学部」の意味を根源的に考えたものであり、しかも面白い。文学部の学問は、メタ学問的なところがある。つまり「学ぶとは何

  • 「第1回日本漢文学総合討論」(3/23)パネルディスカッションの要旨です

    パネルディスカッション1 「日漢詩の古典化と近代の文芸批評及び教科書」 日漢詩文のうち、どの作品が、名詩や名文と呼ばれるかは、その時代時代の思潮や教育が大きな影響を与えている。パネルでは、主として江戸時代の漢詩を対象として、明治期以降、どのような過程を経て、名詩となったか、すなわち、古典化されたかについて検討する。明治期以降を通覧した場合、とくに古典形成の動きがとくに顕著な時期として、明治30年代(1900年代頃)と、昭和40年代(1965~74年頃)を挙げることができる。 明治30年代は、1904(明治37)年に国定教科書が採用され、それまで多様な試みがなされていた中学漢文教科書が一定の方向に集約され、掲載される漢文作品の質が統一的になった時期である。と同時に、小説などを通じて、広瀬淡窓「桂林荘雑詠示諸生」などの詩が一層人口に膾炙することとなった時期でもあった。 一方、昭和40年代

  • 渋谷栄一氏より委譲「源氏物語の世界」NPO法人 再編集版

  • 第1回日本漢文学総合討論(3/23)の内容が決定しました

    公開シンポジウム 第1回 日漢文学総合討論 A Symposium of Japanese Kanbun : A Comprehensive Study on Chinese Prose and Poetry Written by Japanese, 2015 新しい学問の環境において日漢文学をどのように研究していくかについて考えるシンポジウムです。多くの方の来場をお待ちいたしております。 2015年3月23日(月)10時30分-17時30分 大阪大学豊中キャンパス文学研究科館大会議室 開会の辞・趣旨説明 10:30-10:40 パネルディスカッション1  10:40-12:10 日漢詩の古典化と近代の文芸批評及び教科書 合山林太郎 GOYAMA Rintaro (大阪大学) 高兵兵 GAO Bingbing (中国・西北大学) 大阪大学学生チーム 鈴木加成太 SUZUKI Kan

    第1回日本漢文学総合討論(3/23)の内容が決定しました
  • 『日本史文献事典』 - Cask Strength

    高価な事典ですが、古屋で半値以下で出ていたので買いました。日史、およびその隣接分野における主要な「研究書」や「論文」*1の内容のダイジェストを提供している。ご承知の通り、日研究にはすでに膨大な蓄積があります。そのなかで、どういったものが基文献であり、そして、それが研究史のなかでどのように位置づけられているのかを把握することの重要性がますます高まってきているわけです。 この事典は、そういった要望に応えるべく、3372点もの研究文献を紹介しているのですが、一番の特徴は、 事典では、それぞれの研究文献の著者自身に、その意図・内容・意義などを執筆してもらうことにした。(中略)限られたスペースで内容を概括するのであればなおのこと、著者自身が最良の執筆者であるはずだ。限られたスペースでまとめるのは至難である。しかし、それをどのように成し遂げるかは、著者にふさわしい〈至芸〉となるはずである。

    『日本史文献事典』 - Cask Strength
  • ICT時代の日本史文献管理考 - みちくさのみち(旧)

    ちょっとした危機感 現在刊行中の『岩波講座日歴史』は、一応毎回購入して一冊一冊読みながらノートをつけているのだが、つい先日、近現代のとくに新しい時代に入ってきた巻を読んでいたところ、結構強いショックを受けた。ちょっと専門の時代や主題がずれたところになると、依拠している新しい説のフォローが全くできていないことに気がついたのだ。あわてて脚注を見ると2000年代後半から2010年代に出た新しい文献が並んでいるが、目を通していないものが多い。これではいけない、という危機感が募った。 近現代3 (岩波講座 日歴史 第17巻) 作者: 大津透,桜井英治,藤井讓治,吉田裕,李成市出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2014/12/19メディア: 単行この商品を含むブログ (2件) を見る そこで今回も、もう少し進んだ解決策をお持ちの方にご教示いただきたく、恥を忍んで自分のやり方を提示してみること

    ICT時代の日本史文献管理考 - みちくさのみち(旧)
  • 朝尾直弘『将軍権力の創出』ー日本史の基本30冊: 保立道久の研究雑記

  • 紀伊國屋書店 イベント案内

    キノベス!紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30 KINOKUNIYA BEST BOOKS

    紀伊國屋書店 イベント案内
  • 第2弾「忍者の教科書」発刊 15日にシンポジウム 伊賀忍者研究会 - 伊賀タウン情報 YOU - ニュース

  • http://blog.chase-dream.com/2015/01/05/3673

    http://blog.chase-dream.com/2015/01/05/3673
  • 第35回日本出版学会賞 (2013年度) | 日本出版学会

    第35回  日出版学会賞審査報告 第35回日出版学会賞の審査は,出版研究の領域における著書および論文を対象に,審査規則に基づいて行われた。今回は2013年1月1日から12月31日にかけて刊行,発表されたものを対象に審査を行った。審査委員会は2月23日,3月23日と2回にわたって開催された。審査は,学会員からの自薦他薦の候補作と古山悟由会員が作成した出版関係の著書および論文のリストに基づき検討を行い,最終的に審査対象となったのは3点である。これらの候補作を対象に選考を行った。その結果,日出版学会賞2点,奨励賞1点が決定した。 【日出版学会賞】 大久保純一 著 『浮世絵出版論――大量生産・消費される〈美術〉』 (吉川弘文館) [審査結果] 書は,近世の江戸地である錦絵,絵草紙を,美術史的な観点からではなく出版産業・消費の側面から明らかにした画期的な研究書である。書の最大の特徴は,

    第35回日本出版学会賞 (2013年度) | 日本出版学会
  • あとがき15 もっとも短い「はしがき」: 野中哲照『後三年記の成立』(汲古書院、2014年) - あとがき愛読党ブログ

    もっとも簡潔な「はしがき」に出会ってしまった。 はらりと表題紙をめくると、左右にたっぷりと余白のあるページが現れる。その中央に、ほんの少し大きいポイントの活字で以下の文言のみが記されている。 はしがき 従来、貞和三年(1347)とされてきた『後三年記』の成立年次を天治元年(1124)に引き上げる――これが書の主旨である。 これが、野中哲照『後三年記の成立』(汲古書院、2014年)冒頭頁の全てである。 一般的に、このような論文集は、長年別個に書かれてきたもの集成であるからか、「そので何が明らかになるか」は、往々にして模糊としていることが多い。それに比べた書の端的さ、鋭さには、思わず息を呑む。 軍記物語『後三年記』の成立年が200年引き上げられることは、些事ではない。 *『後三年記』の成立が院政期だとすれば、『平家物語』などよりも前のものとなり、『将門記』『陸奥話記』などの初期の軍記と『

    あとがき15 もっとも短い「はしがき」: 野中哲照『後三年記の成立』(汲古書院、2014年) - あとがき愛読党ブログ
  • 日本語活字印刷史 « 名古屋大学出版会

    目 次 序 章 活字の論理 —— 日語活字印刷史への視角 1 アコスタの世界認識の方法 2 印刷出版による階層化 3 REDUCIR の論理 4 木版印刷という選択 5 日イエズス会版の位置 6 朝鮮の鋳造活字 —— 活字の東と西 7 書の構成 第Ⅰ部 古活字版のタイポグラフィ —— 活字・組版・異版 導論 漢字仮名交り文の古活字版を論じる理由 第1章 嵯峨『伊勢物語』の活字と組版 1 資料と分析方法 2 仮想組版の試み 3 木活字について 4 慶長13年初刊の異版問題と部分異植字 5 慶長13年再刊の活字と組版 6 異版の制作方針 7 まとめ 第2章 古活字版の仮名書体 1 仮名を活字に載せるということ 2 キリシタン版と古活字版の連続活字 3 漢字仮名交り文古活字版の活字規格と組版 —— その諸相 4 嵯峨『伊勢物語』のタイポグラフィ 5 変容する印刷書体 小括 古活字版

  • 奈良平安時代の<知>の相関

  • (メモ)『近代学問の起源と編成』を読んだメモ: egamiday 3

    近代学問の起源と編成 - 『近代学問の起源と編成』. 勉誠出版, 2014. 長尾宗典様よりご恵贈賜りました。 全部じゃなく気になったのを読んだのですが、視点の持ち方を勉強になったのでこれは折に触れて読み返したらいいなという感じでした。 例えば、最後の論文の最後のまとめに出てきた「予算獲得のための研究があってもいい」という言は、それだけ見るとえっ?てなるけど、ひととおりざっと読んだ上で最後に見ると、あ、うん、そうそう、ふつーにあり、ってすんなり身体に落ちる、っていう感じ。 ●総説 近代学問の起源と編成(藤巻和宏) ・学問という営為に潜在するバイアス。 ・周到に構築された学問環境、フィルターを通さずに、研究対象に接するのは難しい。時代の文脈、受容のされ方、政治性の介入もある。研究は無色透明ではない。 ・学問領域の編成もそうで、範囲の画定と囲い込みがされ、対象が限定される。文科省が定める科研費

  • 龍粛『鎌倉時代』の文庫版に収録されなかった「年表」 - Cask Strength

    名著が文庫化されました(抄録)。 鎌倉時代 (文春学藝ライブラリー) 作者: 龍粛,郷和人出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/12/19メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 残念だったのは、文庫化にあたって、原著上下両冊の巻末にあった「年表」が省略されたことです。これは一体どうしたことか。この「年表」の存在が原著の価値を1.2倍は高めている(当社比)のに。まあ、スペースの問題だとは思いますが。 上下巻それぞれの12〜13頁(承久三年〜寛喜二年)の部分を御覧ください。 要するに、補任表になっているのです。歴史事典等にも同様の試みはあるのですが、「連署」や「女院」、「院司」や「関東申次」などの補任までもが備わっているものは珍しく、非常に便利です。 上巻は天皇・院政・摂政関白・将軍・執権・連署・侍所別当・京都守護・北六波羅守護・南六波羅守護・公文所別当・問注所執事・公事奉行人

    龍粛『鎌倉時代』の文庫版に収録されなかった「年表」 - Cask Strength