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ブックマーク / ogwata.hatenadiary.org (68)

  • 「常用漢字表改定に伴う学校教育上の対応に関する専門家会議」が始動 - もじのなまえ

    7月7日、文科省庁舎にて標記の会議が開催されました。既にいくつかの報道がなされています。 新常用漢字 学校対応検討へ(NHK) 常用漢字追加で文科省会議 中高での扱い、秋に結論(共同通信・彙、書き方教えますか?専門家会議発足(読売新聞) 漢字の「」や「彙」、どう教える? 文科省、教科書や入試の扱い検討(日経済新聞) この会議が立ち上げられた理由は、改定常用漢字表(PDF)にある次の文言に明らかです。 (前略)改定常用漢字表の趣旨を学校教育においてどのように具体化するかについては,これまでどおり教育上の適切な措置にゆだねる。(答申 p.(16)) つまり、学校教育への適用方法についてここでは言及しないので別途文科省で審議してね、ということ。そこで「適切な措置」を講ずるために立ち上げられたのが、この「常用漢字表改定に伴う学校教育上の対応に関する専門家会議」というわけです。 メンバーは

    「常用漢字表改定に伴う学校教育上の対応に関する専門家会議」が始動 - もじのなまえ
  • 答申後に変更された改定常用漢字表 - もじのなまえ

    ご無沙汰しています。ふと振り返れば、今月初めての更新ですか。改定常用漢字表の方はというと、5月19日の第44回国語分科会をへて、6月7日に開催された第51回文化審議会総会にて何事もなく承認、文部科学省の坂田事務次官(川端文科相代理)に手渡されました。 ぼくが初めて傍聴したのが、たしか2006年の第7回漢字小委員会だったのではないかと思います。あれから4年、これほど長く傍聴を続けた審議会は初めてで、個人的にも感慨深いものがあります。 さて、その答申ですが、現在以下でダウンロードできます。 文化審議会「改定常用漢字表(答申)」について(PDF, 2.25MB) ところで答申の公開が始まったのは、たぶん総会の3日後、6月10日午後のことだと思います(この日の深夜、答申の公開を知らせたぼくのツィート)。 ところが、なぜかすぐに公開は中止されます。これが再開されたのが、おそらく6月15日午後のこと(

    答申後に変更された改定常用漢字表 - もじのなまえ
    ardarim
    ardarim 2010/06/17
    短時間とはいえ公開されてるものだから誰かしらつっこむよね。こういう話。変更された内容よりも、変更された事実の方が問題。
  • 追記 - もじのなまえ

    なんて書いている端から追記してますが、少なくとも以下の記事は議事を正確に反映したものとは言えない。書いた記者は何回も議場で見かけているから素人ではないはずだが、これはむしろ誤報に近い。 「碍」の常用漢字見送り 「玻」「鷹」も 文化審小委 なんとか時間をみつけて正確なことを書きたいが、とにかく資料4を読んでください。そうすれば、 「碍」について、戦前は障害も障碍も「妨げ」の意味で使われていた。戦後、「碍」が当用漢字にも常用漢字にもならなかったため、障害という表記が定着。 などという刈り込みすぎた単純な話でないことは分かるはずです。この日の氏原主任国語調査官の説明では、「しかるべき機関がしかるべく結論を出し、社会的に「碍」を使った表記が望ましいということになれば、常用漢字表もこれを追加する」と明言していました。別に文化庁や漢字小委員会の肩を持つつもりはさらさらないが、なぜこれを書かない、産経新

    追記 - もじのなまえ
  • 送っていただいたマンガのコマを使った提案書が公開されました - もじのなまえ

    ちょっと前のエントリで絵文字の典拠となるマンガのコマを募集しました。 「お願い:この絵文字に似たマンガのコマを送ってください」 そこでの応募作を使わせていただいた提案書が、WG 2のサイトで公開されています。 Rational for Proposal of N3778 (N3806) 提案書では、絵文字「ふっ(冷笑)」について応募してくださった西岡さんの「あずまんが大王 1年生」と、永崎さんの「鋼の錬金術師」の2を使わせていただきました。お二人には厚く感謝申し上げます。 上記エントリでは絵文字「勝ち誇り」についても募集したのですが、よくよく考えてみますと、この絵文字で問題なのはマッピングであって文字のデザインではないことから、掲載は見送りました。 とは言え、皆さんに送っていただいた作品、およびエントリへのコメントにより、この絵文字のデザインの問題点が認識できました。応募作を見るとすべて

    送っていただいたマンガのコマを使った提案書が公開されました - もじのなまえ
  • 第40回漢字小委員会で、情報機器に配慮した修正案を提示(追記あり) - もじのなまえ

    日午前10時から漢字小委員会が文部科学庁舎にて開催されました。主な論点は以下のとおり。 4月13日、同23日に開催、同26日を予備日とする開催スケジュールの提示。なお、国語分科会は5月中旬開催の予定。 この日は答申案のうち、「基的な考え方」「表の見方」の修正案について審議。 情報機器との関連で注目されるのは「字体についての解説」が変更されたこと。 「第1 明朝体のデザインについて」に関して 「3 点画の性質について」の「(1) 点か、棒(画)かに関する例」に「蔑」を追加。 同「3」に(8)として「その他」新設。ここに「次、姿」のデザイン差を掲載 「4」として「特定の字に適用されるデザイン差」を新設。ここに「叱、茨、牙、韓」の例を掲載 なお、「叱」に関しては注釈として「(1)「叱」と「𠮟」は来別字とされるが、この2字の使用実態から見て、異体の関係にある同字と認められる」の一文を追加。

    第40回漢字小委員会で、情報機器に配慮した修正案を提示(追記あり) - もじのなまえ
  • 改定常用漢字表の制定は年内ぎりぎり? - もじのなまえ

    日、文科省にて開催された第43回国語分科会の傍聴に行ってまいりました。 審議はいつも午前10時から12時までみっちり2時間かかるのですが、今日は午前11時30分から始まって12時20分には終了。1時間足らずという短いものでした。 このことからも分かるとおり、この日は2月に委員の任期が切れたのを受け*1、新たな期の開始とともに分科会長を選任*2、下部組織である日教育小委員会と漢字小委員会を発足させることのみが目的でした*3。なお、委員は前期から変更ありません。 さて、審議後に氏原主任国語調査官はこれまで改定常用漢字表の制定を秋頃としていたところを、年末までずれこむ見通しであることを明らかにしました。 もともと前回の漢字小委員会の時点では、2月終わりには改定常用漢字表の審議を再開し、最終答申を4〜5月に想定していました。ところが国語分科会の開催にあたって委員の日程が合わず、今日までずれこ

    改定常用漢字表の制定は年内ぎりぎり? - もじのなまえ
  • お願い:この絵文字に似たマンガのコマを送ってください - もじのなまえ

    ただ今、ISO/IEC 10646の追補草案として審議中のFPDAM8への修正提案を作成中です。以前このグログでもご報告したように、去年10月に開かれた東京会議でも修正提案を提出したのですが、そこで直しきれなかったものを、再度修正するよう促すものです。 今回の修正提案でも、われわれが提案する絵文字のデザインの根拠としてマンガ表現を提示しようと思うのですが、これはというマンガを探し当てるのは想像以上に時間がかかるものです。 そこでお願い。以下の絵文字のソースとして提示できるマンガのコマをお送りいただけないでしょうか。 要するに、上記の絵文字によく似たマンガのコマを送ってほしいのです。左側の「勝ち誇り」は鼻息を吹き出して勝ち誇っている様子を描いたもの。右側は、目を細め片頬をゆがめて「フッ」と冷笑している様子。 いずれもごくありふれたマンガ表現ですが、いざ似たコマを探そうとすると、そう簡単なこと

    お願い:この絵文字に似たマンガのコマを送ってください - もじのなまえ
    ardarim
    ardarim 2010/02/09
    こういうのは人力検索に出したほうがサクッと答えが来そうな気がする。デザインとしては明らかに定着してるんだけど、いざ使ってるのとなると確かに難しいかな
  • 第2次パブコメの審議が開始(第38回漢字小委員会)【追記あり】 - もじのなまえ

    日午前10時から、文部科学省庁舎にて第38回漢字小委員会が開催されました。議題は、去年末に実施された第2次パブリックコメントで寄せられた意見の審議です。なお、配布資料は小熊さんのページから入手可能です。 全体的な流れについて 寄せられた意見は、全部で272通。事務局の手によって以下の4種に分類されました。 基的な意見(40件) 字種の追加・削除(244件) 音訓の追加・削除(19件) 字体(67件) その他(27件) カッコ内の数字が272を越えるのは、1通の中に複数の意見がふくまれるためです。例えば10字の追加を要望した場合、これは10件の意見とカウントされます。 この日審議されたのは上記のうち1と2で、次回1月29日に予定される第39回で3以降が審議されます。これらをうけて漢字ワーキンググループが新たな原案を作成、これを2月〜3月に3回程度をかけて審議し、4月に予定される国語分科会

    第2次パブコメの審議が開始(第38回漢字小委員会)【追記あり】 - もじのなまえ
    ardarim
    ardarim 2010/01/21
    意識調査、は面白いこと考えましたね。確かにいい年して漢字テスト受けなさい、で良い点取れなかったらみっともないもんなあ
  • 電子書籍が普及した未来(追記あり) - もじのなまえ

    さきほど、つぶやいたこと。 まず「電子書籍が普及した未来」を、シンプルに「個人が自分や友人の作品を、簡単に市場にのせられるようになる未来」と定義してみる。それは、どんな未来なのだろう? それは今まで出版社が持っていたノウハウ、コネクション、企画力が、ゼロに等しいほど減殺され、個人と同じスタートラインに立たされることを意味するだろう。今日の著者が明日のライバルになる。だって、著者がそのまま一つの出版社になってしまうようなものだから。既成の出版社は今以上に苦しくなる。 一方で、すでに読者をつかんでいる、あるいはつかむ能力を持っている個人にとっては、この上なく望ましい未来であるはずだ。 従来、編集者が果たしてきた役割を一言でまとめれば「最初の読者」となる。しかし電子書籍を出す個人にとって、その役割を果すのは市場の反応だ。ネットはそれを加速させる。著者は市場の反応をみて改訂したり次作を出せばよい。

    電子書籍が普及した未来(追記あり) - もじのなまえ
    ardarim
    ardarim 2010/01/21
    それなんて同人…と思ったらちゃんとそういう方向の話だった。営利ならフィルタとしての編集は必要。コミックギアはある意味よい実験だったのかも。電子化できない情報(質感とか)が残る限り劇的な移行は無いだろう。
  • ぼくの大好きな符号化文字 - もじのなまえ

    ときどき私的な席で「どんな仕事をしてるんです?」と聞かれます。「フリーライターです」と答えるとたいていは納得してくれますが、なかには「で、どんなものを書いてるんです?」と突っ込んでくる人もおられる。 すると、はたと考え込んでしまいます。もちろん自分がどんなことを書いているかは分かっている。同時に、それがすごく面白いと思っているから原稿に書いているわけです。でも、その面白さを専門外の人にも分かりやすく説明するって、案外むずかしいものです。もっとも、それをすることは自分の足下を見つめ直すことになるのかもしれません。 1989年の印刷文字 ぼくの専門は符号化文字です。文字コードとかフォントとか、符号化文字に関わる全般。このブログでこのところ集中的に取り上げている常用漢字表の改定も、そうした視点から見ています。では、その符号化文字とはなにか? もう20年以上も前、1989年だったと思います。手塚治

    ぼくの大好きな符号化文字 - もじのなまえ
    ardarim
    ardarim 2010/01/12
    良まとめ。惜しむらくは「文字コード」でなく「符号化方式」の方がよかったか。専門用語を使わないという軛であえてこうしたのかな… 「専門外の人にも分かりやすく説明するって、案外むずかしい」あるある!
  • 改定常用漢字表試案への意見 - もじのなまえ

    以下は昨日締め切られたパブリックコメントへの応募原稿です。 はてな記法に従い整形したのと、送信後に発見した明白な間違いである文末の中線部以外は送信したそのものです。項目だけを以下に抜き出します。 〔総合〕漢字表の名称を『公共漢字表』にせよ 〔字体〕「頬、填、剥、叱」は携帯電話で文字化けを起こす 〔字種〕「諜」の削除に疑問あり 〔字種〕「楷」の収録を支持するが、「錮」は削除せよ 〔総合〕読み書き能力調査をしていない件 〔総合〕〈手書き自体が大切な文化である〉の妥当性について 〔総合〕「表の見方」の混乱について [総合]「*」の文字は「1 明朝体のデザインについて」が適用可能なのか? 〔総合〕引用符として< >を使ってはいけない 最後の3項目は、はじめて公開しますが、その他は公開ずみ。ただし最終的に様々に手を入れてあります。 なお、試案は以下から入手可能です。 『「改定常用漢字表」に関する試案

    改定常用漢字表試案への意見 - もじのなまえ
  • 文化庁、改定常用漢字表への意見募集を開始 - もじのなまえ

    日から改定常用漢字表についての意見募集がはじまりました。 「「改定常用漢字表」に関する試案」に対する意見募集について 今回発表された試案は、今までのような画像ではなく、ちゃんとフォントが埋め込まれたものです。安岡さんがさっそく具体的なフォント名を挙げてますね。 まあ、ようやく情報化時代に追いついたと感じるのは気のせいでしょうか(笑)。 締切は12月24日です。さて、なにを書きますか。

    文化庁、改定常用漢字表への意見募集を開始 - もじのなまえ
  • 第42回国語分科会が「改定常用漢字表」を承認 - もじのなまえ

    日、午前10時より文科省庁舎にて第42回国語分科会が開催、ここで正式に「改定常用漢字表」が承認されました。これをうけて文化庁は2回目のパブリックコメントを今月中に開始することを発表しました。 パブリックコメントは、1ヵ月間受け付けられ、そこで寄せられたコメントは、来年1月15日に開催される漢字小委員会で審議されます。試案はそこでの修正をへたのち、春に最終答申となり、秋に正式に告示される予定です。 当日配布された資料は、小熊さんのページから入手可能です。ここにはパブリックコメントの対象になる「「改定常用漢字表」に関する試案(案)」もふくまれています。 その内容自体は、以前のエントリで報告した通り、10月23日開催の漢字小委員会での決定を、試案として1冊にまとめた内容、つまり現行の常用漢字表1.945字から5字を削除、196字を追加するものです。したがって、詳細はこのエントリをご参照ください

    第42回国語分科会が「改定常用漢字表」を承認 - もじのなまえ
  • 絵文字の修正提案をめぐる、ひとまずの総括 - もじのなまえ

    ここ数回、ISO/IEC 10646の追補8(Amd8)として審議中だった絵文字に対し、ぼくもふくめた5人が提出した修正案(N3711)にについてご報告してきました。 正確にはまだ最終決着とは言えない段階なのですが、ひとまずここまでの総括をしたいと思います。 WG2東京会議の審議結果について われわれの文書については、絵文字を一括して審議した分科会「Emoji Ad-Hoc meeting」で取り上げられ、その結果は「Emoji Ad-Hoc Meeting Report」の第17条(p.4)に明記されました。 17. In reference to documents N3711, N3713: The Ad-hoc agreed on a basic goal that names and glyphs for Emoji symbols in the UCS should refle

    絵文字の修正提案をめぐる、ひとまずの総括 - もじのなまえ
  • 「PDAM8におけるEmoticonに対する修正提案」対訳版 - もじのなまえ

    10月22日のエントリ「自分の持ち場を守ること」に、たくさんのブックマーク、はてなスターをありがとうございました。とても勇気づけられました。明日から東京会議が始まるわけですが、おそらく日程の前半でEmoji Ad hoc meeting(絵文字分科会)が開催され、そこで提案趣旨を述べることになろうかと思います。 そこで、説明のためのアンチョコとして作成した提案書の対訳版を公開します。 ここに掲載するのは、第1節「Preface(前文)」と第2節「Details of the Proposal(提案の詳細)」だけです。第3節は表ですので、これは原文をご参照ください。また、第2節を読むに当たっても、原文第3節の表を参照しながらの方が分かりやすいと思います。 - 1. Preface(前文) 1.1 Reason of This Proposal(提案する理由) We welcome the p

    「PDAM8におけるEmoticonに対する修正提案」対訳版 - もじのなまえ
    ardarim
    ardarim 2009/10/28
    引用元はどうやって選んだんだろうww
  • 1億人を代表して、皆さんにお願いします。 - もじのなまえ

    日はWG 2東京会議の2日目、午前11時から昼をはさんで午後4時まで、Emoji Ad-Hoc会議が開催され、その場でぼくたちが提出した「A Proposal to Revise a Part of Emoticons in PDAM 8」(N3711)が審議されました。 その冒頭で、趣旨説明をしたわけですが、その草稿を公開します。これは開会直後に趣旨説明が必要であることが分かり、会議の最中に即席で書いたものです。内容的にはN3711のサマリーになっています。 来なら英語でスピーチするところですが、ぼくにはとても無理。そこで日ナショナルボディのご好意により、関口委員長自ら通訳してくださいました。まだるっこしい日語の話を辛抱強く聞いてくださった各国ナショナルボディの諸氏にも深く感謝。 私達は日の携帯電話ユーザーとして、UCSが絵文字を収録することを支持します。 それは日での絵文

    1億人を代表して、皆さんにお願いします。 - もじのなまえ
  • 自分の持ち場を守ること - もじのなまえ

    どうもご無沙汰をしております。前回エントリから1ヵ月以上ですか。この間、「もじもじカフェ」があったり(たくさんの方に足を運んでいただき、ありがとうございました)、明日にはいよいよ漢字小委員会で最終答申案が発表される予定だったりと、けっして書くネタに困るような状況ではなかったのですが、ここ1ヵ月はブログどころではなかったのが実情でした。 では、なにをやっていたかというと、仲間とともに以下のような文書を作っておりました。 A Proposal to Revise a Part of Emoticons in PDAM 8[「PDAM8におけるEmoticonに対する修正提案」PDF/1.1MB] ISO/IEC 10646を審議するWG2委員会への寄書。絵文字についてです。 昨年11月にGoogle絵文字をUnicodeに収録する計画を発表しました。これは順調にすすみ、今年2月にUnicod

    自分の持ち場を守ること - もじのなまえ
  • 6つの質問で読み解く『新常用漢字表(仮称)』 - もじのなまえ

    数研出版で出している『つれづれ』に5ページほど寄稿をしました。これは教材会社である版元の営業ツールとして、高校の国語科の先生方に配布するA5判の小冊子です。ご存知のように国語教育については、今回の常用漢字表改定により大きな影響が及ぶはずです。その真っ直中にいる国語教師が主な読者層ということで、大変やり甲斐のある仕事でした。 内容としては、以下のような質問をたて、それに回答する形で新常用漢字表について解説するというものです。自分の主張は脇におき、なるべく客観的な記述を心がけたつもり。 「新常用漢字表」ってなに? いつ制定されるの? なんで改定されるの? 「試案」の基的な考え方とは? どういうふうに変わるの? 「字体の不統一」って? 字種・字体・字形 なぜ不統一になったのか その理由はなにか 手書き文字と印刷文字 字体の許容 字体不統一でよい理由 また、以下のような図や表を掲載しています。

    6つの質問で読み解く『新常用漢字表(仮称)』 - もじのなまえ
  • 漢字小委員会が修正案を公表(追記あり) - もじのなまえ

    小幅の変更にとどめた修正案 9月8日、東海大学校友会館にて第36回漢字小委員会が開催され、いよいよ修正案が公表されました。具体的な内容は、いつものように小熊さんが公開してくれた配布資料をご参照ください。 修正案の内容としては、前回金武委員から強く提起されたような、従来常用漢字表で示されてきた一点しんにょう、簡易な偏で統一するというような大きな変更は避け、その代わりに許容字体(略字体)をアステリスクを付して括弧に入れ、表の漢字欄に掲げるというもの。試案段階では備考欄に小さく掲げていたので、これと比べれば大変目立つようになりました。 この修正案について林副主査は、以下のような理由を挙げて、追加字種をいわゆる康煕字典体で示すことの正当性を強調しました。 ①2004JISや人名漢字は国語施策を信頼して変更した。表内に入ったからと言って表外漢字字体表で示した印刷標準字体を変更すれば、そうした国語

    漢字小委員会が修正案を公表(追記あり) - もじのなまえ
  • 『活字印刷の文化史』について - もじのなまえ

    このが出たのはゴールデン・ウィークの頃ですから、もう3ヵ月を過ぎますか。来であれば共著者の一人として、書を紹介し、広く勧めるべきところでした。 活字印刷の文化史 作者: 張秀民,大内田貞郎,豊島正之,鈴木広光,小宮山博史,宮坂弥代生,佐賀一郎,劉賢国,孫明遠,内田明,小形克宏,府川充男出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2009/05/04メディア: 大型 クリック: 42回この商品を含むブログ (13件) を見る 書の全般的な紹介は、先日公開された、編者の小宮山博史さんの文章があります。 漢字・仮名活字の世界史的位置づけ―『活字印刷の文化史』 こうして読むと、あらためてこのの凄味といったものが分かり、またそのようなに場違いな原稿を書いてしまったのではという自責の念にとらわれます。 書収録の原稿は、昨年INTERNET Watchで連載した“情報化時代”に追いつけるか? 

    『活字印刷の文化史』について - もじのなまえ