武蔵野市立吉祥寺美術館で、画家・絵本作家として活躍する、出久根育さんの個展「出久根育展 チェコからの風 静寂のあと、光のあさ」が2024年1月20日(土)より開催される。会期は3月3日(日)まで。 出久根さんは1994年に最初の絵本『おふろ』でデビュー。2003年にはグリム童話『あめふらし』(*)のイラストレーションで、国際的に権威ある賞として知られるブラチスラバ世界絵本原画展グランプリを受賞し、現在に至るまで多くの絵本作画を手がけてきた。 *『あめふらし』(作:グリム兄弟 訳:天沼春樹 パロル舎 2001年/訳:若松宣子 偕成社再刊行 2013年) 2002年のチェコ・プラハへの移住から20年が経ち、出久根さんは現在絵本作家としての新しい季節を迎えている。今回、本展に合わせて手がけられた新作絵本2作の原画も含め、約200点の作品をとおして、デビューから30年間、真摯に描き続けた出久根さん
「描く人、安彦良和」(兵庫県立美術館)開幕レポート。「物語」を描き続けてきたその足跡をたどる兵庫県立美術館で、「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザイナー兼アニメーションディレクターとして知られる安彦良和の半生を振り返る展覧会「描く人、安彦良和」が開幕。会期は9月1日まで。 文・撮影=安原真広(ウェブ版「美術手帖」副編集長) 展示風景より、左から『機動戦士ガンダム(劇場版)』『機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編』『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』のポスター Ⓒ創通・サンライズ 兵庫県立美術館で、『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー兼アニメーションディレクターとして知られる安彦良和の、これまでの仕事を振り返る展覧会「描く人、安彦良和」が開幕した。会期は9月1日まで。 安彦は1947年北海道遠軽町生まれ。66年に弘前大学に入学するも除籍となり上京。アニメーターとして活動し始める。『機
昨年1月11日、70歳で長逝した高橋幸宏の展覧会『YUKIHIRO TAKAHASHI COLLECTION Everyday Life』が、72回目の誕生日である6月6日から9日まで、東京・代官山ヒルサイドテラスを舞台に開催中。 Yellow Magic Orchestraのメンバーとして知られる高橋幸宏は、Sadistic Mika Band、THE BEATNIKS、SKETCH SHOW、pupa、Human Audio Sponge、METAFIVEなど、実に様々なバンドで活動してきた。活動は多岐にわたり、山本耀司のファッションショーのBGM、『四月の魚』など映画のサウンドトラック、1990年には『みんなのうた』(NHK総合)に「子供だけの夏」という曲を寄せている他、高橋がキュレーターを務めて2008年から2017年まで計10回開催された音楽フェスティバル『WORLD HAPPI
エントランスにあしらわれた、バスドラム用ヘッドの数々(Photo by Daisuke Ohki) 昨年逝去した高橋幸宏の業績を網羅的に振り返る展覧会『YUKIHIRO TAKAHASHI COLLECTION Everyday Life』が、高橋の72回目の誕生日である6月6日(木)から9日(日)まで、東京・代官山ヒルサイドテラスで開催されている。 音楽家/ファッショニスタ/釣り師...etcの多才なキャリアを総括 音楽としてのソロキャリアはもちろん、YMOをはじめとする数々の参加バンドでの活動、レーベル主宰としての顔のほか、テレビや映画への出演、エッセイ集などの著書、さらには自身のブランドも持つファッショニスタとしての一面、愛好した釣りにまつわるアイテムなど、公私に渡って高橋の多才な面を感じ取れる本展。所属事務所ヒンツ・ミュージックの佐藤雅和によると、メイン会場となる代官山ヒルサイドフ
おかげさまをもちまして、本エキジビションは終了いたしました。 多数のご参加を賜り、幸宏愛に満ちた4日間でした。 誠にありがとうございました。 オリジナル・グッズ 販売開始のお知らせ EXHIBITION BOOK(図録) 公開延期のお詫びとお知らせ 発掘音源ご試聴のお知らせ LOGO by HAJIME TACHIBANA 2023年1月11日に長逝した高橋幸宏。そのアーティスト活動の中で、ソロ作品をはじめ、グループ、ユニットなど、リリースした作品は100に届きます。まさに日本を代表するアーティストであり、ティーンエイジャーの時代からプロとして内外を問わず数え切れないほどのレコーディングやライブで手腕を発揮したドラマーとしても高い評価を集め、またプロデューサーとしても多くの作品を残しています。それらの業績を網羅的に振り返りながら、一方、自身のブランドも持つファッショニスタとしての一面や、釣
会期:2023年12月16日(土)―2024年3月10日(日) 会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] ギャラリーA 出品作家:坂本龍一,Strangeloop Studios,高谷史郎,ダムタイプ,カールステン・ニコライ,404.zero,カイル・マクドナルド,真鍋大度,毛利悠子,ライゾマティクス,李禹煥 ほか 開催概要 開催期間:2023年12月16日(土)—2024年3月10日(日) 会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] ギャラリーA 開館時間:午前11時—午後6時(入館は閉館の30分前まで) 入場料:一般 800円(700円),大学生 600円(500円) *( )内は15名様以上の団体料金 * 障害者手帳をお持ちの方および付添1名,65歳以上の方と高校生以下,ICC年間パスポートをお持ちの方は無料. * 予約方法の詳細は,後日ICC
国立新美術館に「向きが間違ったまま展示されている作品」があるという情報を手に入れたので、美術館で間違い探しをしてきました。 ある日、オモコロ編集部に一通のメールが届いた。 メールの送り主は絵画教室ルカノーズ代表の三杉レンジさん。 以前『【挑戦】美術のプロを唸らせろ! 初心者だらけの「現代アート展」!』という記事などでお世話になった画家・美術作家だ。 内容は以下である。 メールよると、なんと国立新美術館に「間違った向きのまま展示されている作品」があるというのだ。 国立新美術館。2021年の来場数は日本の美術館で2番目に多い。そして建物の面積約49,830平方メートルで日本最大。 そんな美術館で「間違った向きのまま展示されている作品」があるとしたら、かなりすごいことなのでは……? ということで早速、三杉さんに連絡をとり、詳しい話を伺ってみることにした。(左上は筆者、ヤスミノ) 「向きの間違った
情報ネットワークとサイボーグ(義体)技術の発達により人々の意思が“電脳”に繋がれた近未来において電脳犯罪に立ち向かう全身義体のサイボーグ・草薙素子率いる攻性の組織、攻殻機動隊。 1989年に「ヤングマガジン増刊 海賊版」(講談社)にて士郎正宗が原作漫画を発表、連載開始以来、アニメーション、ハリウッド実写映画など様々な作品群を構成し、世界中に驚きと刺激を与え続けてきた「攻殻機動隊」シリーズ。 「攻殻」史上初のフル3DCGアニメーションである最新作『攻殻機動隊 SAC_2045』のSeason2が5/23(月)からNetflixにて全世界独占配信することを記念して、PARCO出版にてキャラクターデザインを手がけたIlya Kuvshinov(イリヤ・クブシノブ)氏による新作描き下ろし2点を含めた20点のアートワークを掲載したイラストカード集「攻殻機動隊 SAC_2045 Art Cards C
森美術館での個展「ハッピースプリング」開幕に先立ち会場で撮影に応じるChim↑Pomの6人=東京都港区の森美術館で2022年2月17日、平林由梨撮影 独創的なアイデアで作品を手掛ける6人組のアーティスト・コレクティブ(協働集団)「Chim↑Pom(チンポム)」が、東京・六本木の森美術館で開催中の個展を巡り、同館から職業差別とも受け取られる対応を受けたことへの抗議の意味を込めて、今後、アーティスト名を「Chim↑Pom from Smappa!Group(チンポム フロム スマッパ!グループ)」に改名すると発表した。19日にSNSなどで明らかにした。改名は27日から。 チンポムが公表した文書によると、同館で開かれているチンポムの大規模個展「ハッピースプリング」(5月29日まで)の開催を巡り、同館からアーティスト側で約1000万円の協賛金を集めるよう要請を受け、いくつかの企業に声をかけた。そし
「コジコジ万博」期間中の利用案内・チケット販売について 混雑緩和のため、事前予約の日時指定制を導入します。 事前予約のオンラインチケットを販売、空きがあれば受付で当日券を販売します。 詳しくはこちら 2022.06.24 7月10日(日)まで開催の「コジコジ万博」会期中のチケットがご好評につき完売しました。当日券はありませんのでご注意ください。 *キャンセルで完売枠在庫が復活する場合もあります。希望者は定期的に販売ページをご確認ください 「コジコジ」の世界を遊びつくす! PLAY! MUSEUMならではのコジコジ展 ――遊んで食べて寝てるだけだよ なんで悪いの? 大人もドキっとするような含蓄ある言葉やナンセンスなギャグが人気の漫画「コジコジ」。 メインキャラクターである“宇宙生命体” コジコジの誕生から30 年以上経つ今、20 代から 30 代を中心に、そのかわいさとおもしろさ、そして作品
「ぐわし!!」 インタビューは、このことばから始まった。 「漂流教室」や「わたしは真悟」など、ホラーやSFを中心に数多くの名作を生み出してきた、漫画家の楳図かずおさん。 1995年以降、漫画の創作からは遠ざかっていたが、ことし1月、27年ぶりとなる新作を発表。それも漫画ではなく、101点の連作絵画という初めての試みだった。 85歳にして新しい表現の形に挑んだ楳図さんに、その思いを聞いた。 「へび少女」や「おろち」などのヒット作を手がけ、ホラー漫画の第一人者として活躍を続けてきた、楳図かずおさん。 手がけるテーマは、ホラーにとどまらず、「まことちゃん」に代表されるギャグ漫画、そして「漂流教室」や「14歳」といったSFなど、ストーリーテラーとしての類いまれな才能で数々のヒット作を生み出した。 しかし1995年以降は新作の発表はなく、漫画の創作からは長らく遠ざかっていた。 それから四半世紀、楳図
世界初の展覧会である動くミュシャ展 ー アルフォンス・ミュシャのデジタルアート朝日新聞社ほか「iMUCHA IMMERSIVE EXHIBITION」実行委員会は、アルフォンス・ミュシャの作品をデジタルアートとして、映像や音楽に合わせて作品の世界観に没入することができる世界初の展覧会となる動くミュシャ展「iMUCHA IMMERSIVE EXHIBITION」を2022年夏パシフィコ横浜にて開催する。 ミュシャは繊細で洗練された女性美と色彩豊かな装飾模様で魅了する作品が日本でも高い人気を誇るアール・ヌーヴォーを代表する芸術家。本展はミュシャの優美で華やかな作品群と民族と歴史を写実的に表現した《スラヴ叙事詩》の重厚な世界観を壮大なスケールで表現。最先端のデジタルアート技術と荘厳なオーケストラ音楽の融合は、作品に命を宿したような生き生きとした雰囲気を創出し、来場者をミュシャの未知の世界へ惹き込
リンク 世田谷文学館 - 文学を体験する空間 描くひと 谷口ジロー展 世田谷文学館 2021年10月16日(土)~2022年2月27日(日) 669 世田谷文学館 Setagaya Literary Museum @SETABUN 世田谷文学館公式アカウントです。個別のご質問へのリプライは対応しておりませんので、ご不便をおかけしますが電話(TEL03-5374-9111 休館日を除く10:00~18:00)にてお問い合わせください。アイコンは©Ryoji Araiです。 https://t.co/QK8BeHCmdx 世田谷文学館 Setagaya Literary Museum @SETABUN 【谷口ジロー展へ】 谷口ジローの凄いところは、これだけ優れた描き手であるのに、その死後、いまだにその追従者があらわれないということだ。模倣者すらあらわれない。だから、谷口ジローの座っていた椅子は
女か男か、ホモセクシャルかヘテロセクシャルか、といった人間の性にまつわる二項対立のはざまにある、曖昧なものの可視化を試みた写真集『IN MY ROOM』(2005年刊行)によって木村伊兵衛写真賞を受賞した鷹野隆大(1963-)は、ジェンダーやセクシャリティをテーマとする写真家として、一般に認知されています。他方、1998年から毎日欠かさず写真を撮ることを自分に課して、様々な実験的撮影を試み、制度化された眼差しや、写真という媒体の特性とその限界について、考察を重ねてきました。鷹野はそのプロジェクトを「毎日写真」と名付けて、実践し続けています。美術館における初の大規模な個展となる本展は、鷹野の芸術活動の根幹を成すその「毎日写真」を主軸としながら、ジェンダー・セクシャリティ系の出世作や、日本特有の無秩序な街並みの写真「カスババ」、定点観測的な「東京タワー」、東日本大震災が契機となり近年注力する影
上映中の最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を、今現在も多くの皆様にご鑑賞いただいており、誠にありがとうございます。 2021年10月1日より、国立新美術館にて『庵野秀明展』の開催が決定しました。 本展では、アニメーター時代に参加した過去作品や、監督・プロデューサーとして活躍する最新の仕事までを網羅し、創作活動の秘密に迫ります。自身の原点となった「アニメ」「特撮」作品の貴重な原画やミニチュアなどをはじめ、アマチュア時代から現在までの直筆の膨大なメモやイラスト、独自の映像作りに欠かせない脚本、設定、イメージスケッチ、画コンテ、レイアウト、原画からミニチュアセットに至るまで、多彩な制作資料を余すところなく展示する世界初の展覧会です。 ■開催概要 展覧会名:庵野秀明展 英タイトル:HIDEAKI ANNO EXHIBITION 会期:2021年10月1日(金)~12月19日(日) 会場:国立新
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く