「文字と言葉」がテーマに据えられた□□□の新作『CD』は、楽曲のみならず、ジャケットや歌詞カードのデザイン、ミュージックビデオに至るまで、徹底的に「文字と言葉」にこだわって制作されている。ジャケットのCDやアー写はすべて文字で作られ、初回盤はホロ箔に、いまどき珍しい活版印刷仕様というこだわりようだ。このディレクションおよびデザインを担当したのは、いち早くUstreamを導入した『everyday is a symphony』のライブ演出以来の付き合いとなる伊藤ガビンをはじめ、伊藤と共にデザインユニット「NNNNY」のメンバーであるいすたえこ、最近メンバーに加わったという林洋介、そして宮本拓馬の4人。別途公開される□□□メンバー・インタビューに先んじて、まずはこの4人を迎え、デザインの側から『CD』という2011年屈指の問題作に迫ってみた。 (インタビュー・テキスト:金子厚武 撮影:柏井万作