ブックマーク / jmiyaza.hatenablog.com (2)

  •  ソーントン不破直子「戸籍の謎と丸谷才一」 第4章 徴兵制のあった国 第5章 「笹まくら」 第6章 「裏声で歌へ君が代」の裏にあるもの - jmiyazaの日記(日々平安録2)

    書のタイトルに「戸籍」があるのは、戸籍のもつ二つの側面(徴発と課税のためという国家からみた側面と、個人にセルフ・アイデンティティをあたえるという私的側面)を書は考えようとしているからである。不破氏によれば、戸籍制度は東アジアの中華文化圏に特有のものである。それは戸籍の持つ私的側面、セルフ・アイデンティティの側面が西欧の制度ではみられないからである。 不破氏によれば、古代に労働者としての徴用のためにつくられた戸籍制度は、その後むしろ個人アイデンティティの側面で日人に意識されてきたが、明治国家となって、ふたたび徴兵のための制度という側面を担うようになった。 丸谷氏の作品に、1)徴兵忌避をあつかったものと、2)自分は親の当の子ではないのではないかというテーマをあつかったものが多いことを不和氏は指摘し、丸谷氏が次男として生まれていながら才一という名前をつけられていることからその原因を考察し

     ソーントン不破直子「戸籍の謎と丸谷才一」 第4章 徴兵制のあった国 第5章 「笹まくら」 第6章 「裏声で歌へ君が代」の裏にあるもの - jmiyazaの日記(日々平安録2)
    arkanal
    arkanal 2014/04/20
    サルマン・ラシュディのいう「安逸な日常生活、ぬるま湯につかった平和、ただの自由、日常生活のうちに生きる「公の場でのキス、ベーコンサンド、意見の対立、最新流行のファッション、文学作品、寛大さ、飲み水、世
  •  「一杯のかけそば」と最近の理研騒動のことなど - jmiyazaの日記(日々平安録2)

    何とはなしに堀井憲一郎さんの「若者殺しの時代」を読み返していたら、その最初に「一杯のかけそば」のことが書いてあって、それで最近のいろいろな事件のことが頭に浮かんだ。 「一杯のかけそば」の事件?は1989年つまり平成元年のできごとだから、いまから25年くらい前のことで、30歳以下くらいのかたは知らない話だろうと思う。 「一杯のかけそば」という童話?が有名になったのだが、そのきっかけは「週刊文春」での全文一挙掲載であった。その惹句には「編集部員も思わず泣いた感動の童話『一杯のかけそば』一挙掲載」とあった。その後、テレビのワイドショーが狂ったように取りあげた(たぶん、狂っていたんだとおもう・・堀井氏)。フジテレビでは午後のワイドショーで月から金まで連続で『一杯のかけそば』特集が組まれ、5人のひとが日替わりでそれを朗読した。(どうかしてる・・堀井氏) 「あなたはもう『一杯のかけそば』を読みましたか

     「一杯のかけそば」と最近の理研騒動のことなど - jmiyazaの日記(日々平安録2)
    arkanal
    arkanal 2014/04/20
    、まるで今日の問題を論じているような錯覚に陥った。人間はいつまでも愚かなままで、いくら失敗しても懲りずに同じことをくりかえす存在だというだけのことなのかもしれない。それでも、佐村河内氏の問題のときには
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