(元)無気力東大院生の不労生活勤労意欲がなく、東京大学の大学院に逃げ込んだ無気力な人間の記録。 学費を捻出するために、不労所得を確保することに奮闘中。 でした。 三浦瑠麗『シビリアンの戦争-デモクラシーが攻撃的になるとき』を読了。 著者の博士論文を書籍化した著者自身の初の単著のようですが、非常に良い本です。 博士論文を本にした「酷い」本に沢山遭遇する昨今ですが、この本は少し前のように、博士論文が研究の集大成的な位置付けにあった頃に出された本のような完成度です。 何より、本書における問題意識が鋭い。 戦争は軍が導して起こすものだと考えられているが、むしろ、嫌がる軍をシビリアンが急き立てて戦争に走るのではないか。 このリサーチクエスチョンに対して、クリミア戦争や第1次・第2次レバノン戦争、フォークランド戦争、イラク戦争などの事例をあげて、政治家が「暴走」する様を描き出す。 シビリアンコントロー