低迷する原油価格の引き上げを目指して協議しているサウジアラビア主導のOPEC=石油輸出国機構と、ロシアなどの産油国は1日の生産量を1000万バレル減らすことで暫定的に合意したと発表しました。ただ、一部の国が同意しておらず詰めの調整を進めています。 世界的に原油価格は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による需要の落ち込みに加え、先月、産油国間の協調減産の協議が決裂したことで価格競争になり、歴史的な安値の水準で推移しています。 この協議についてサウジアラビアやロシアなどは、1日の生産量を来月と6月、世界の原油供給量の1割にあたる1000万バレル減らし、その後は減産の規模を徐々に縮小することで暫定的に合意したと発表しました。 しかし最終的な合意は、内容に難色を示すメキシコから同意を得ることを条件としていて、詰めの調整を進めています。 一方、各国に減産を求めてきた世界最大の産油国アメリカは、今回