日本サッカー協会は、森保一監督との旅を続けることを決断した。それは一つの選択だったのだろう。間違っている、とは安易に言えない。 「今さら蒸し返しても」 その意見も重々承知である。 しかしどんな時も、そうではない選択、を準備しておくべきだろう。完全に正しい決定などない。まずは世界の監督と交渉ができる組織であるべきで…。 そもそも、どんな人物が代表監督になるべきなのだろうか。 ザッケローニ、アギーレ、ハリルホジッチを招聘 現在の日本サッカー協会における代表監督の細かい条件が、具体的にどうなっているかは分からない。しかし、拙著「おれは最後に笑う」のルポで示したように、アルベルト・ザッケローニ、ハビエル・アギーレ、ヴァイッド・ハリルホジッチの3人と交渉、契約した時代にはいくつかの条件があった。 〇高いレベルの指導歴があること(日本と同等以上の代表監督か、強豪クラブでの指導実績があること。具体的には