http://www.asahi.com/obituaries/update/0517/TKY200905160285.html 死者に鞭打つのは好きではないが、速水と仙石由人だけは許せないので、批判も許されたし。 日本は、長いこと日銀総裁には恵まれない。しかしながら、たとえば、戦犯という意味で言えば福井俊彦前総裁も同様であろうが、彼の不幸は日銀総裁という職にあって学問的な素養を備えていなかったことにあって、少なくとも組織のトップとしての能力に不足があったわけではない。むしろ、人望厚く優秀な人物であったようにも見える。 しかし、速水優は違う。日銀を下野し移った日商岩井では、その崩壊の一端を担った。日商岩井の元監査役、佐々木弥氏はこのように語る。 「最初、テレビで速水が日銀総裁に就任することを知り、ホッとした。これで日商岩井から出て行ってくれる、という気持ち。しかし、しばらくしてよく考えてみ