たとえ離婚したとしても、子どもには苦労をさせたくない。 こう思う親は多いのではないでしょうか。 でも現実は離婚した母子家庭の子どもは、4人に3人の割合で養育費を受け取れていません。ある自治体は「多くのひとり親家庭が離婚後、貧困に直面する。こんなにひどい国は先進国で日本だけだ」として、養育費を支払っていない親の名前の公表を検討し始めました。 ネット上では“歓迎”“やりすぎ”などと議論が巻き起こっています。 なぜこうした状況が長年続いているのか。 取材で見えてきたのは、置き去りにされた「子どもの権利」でした。 (神戸放送局記者 安土直輝/ネットワーク報道部記者 有吉桃子) 兵庫県明石市が明らかにした新たな制度案。 裁判などで養育費の金額が確定しているのに子どもの養育費を支払ってもらっていないひとり親に代わり、市がもう一方の親に「勧告」や「命令」を出します。 それでも支払わない場合にはホームペー